今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大谷山 伽耶院 その1(兵庫県三木市志染町大谷)

2015年02月10日 | 神社・仏閣
大谷山 伽耶院
寺伝では孝徳天皇の勅願寺として、飛鳥時代(645年)に法道仙人が開基したとされる
この寺を訪れる途中、偶然「浄土寺」に立ち寄ることになったが、あまりにも幸運に恵まれ感動もしたためか、この寺に着き、かなりの時間を要してから、その目的を知ることになった

仁王門
建物は大正時代の再建



花頭窓のみが前建造物の遺物



仁王門内部には「行基菩薩作」と伝えられる金剛力士であるが、天正年間秀吉の三木城攻めに際して、頭部及び脚部が焼失



頭部がないと豊満な女性を想像させる



仁王門からしばらく走ると駐車場がある。この車の中で宿泊し放浪の旅を続けている



山門
石段の奥に伽耶院(がやいん)の山門が見えてくる






手入れされている庭先を進む



玄関の壁に「納経所」と書かれている



行者堂(三木市指定文化財)
寛永7年(1631)土佐城主源忠義の寄進により建立



屋根・軒縁まわりは修理により改変されている



内部の厨子・脇仏壇等は寛永期のもの。役行者像を安置






水子地蔵



水子のたたりとは、あの子には何一つしてやっていない、というあなたの心のこだわりが作りあげた幻想です(案内板より)



開山堂(兵庫県指定文化財)
明暦2年(1656)但馬城主京極右近高供の寄進により建立



○○教育委員会と書かれた名札の団体が研修にと内部見学を許されていたが、その後扉を閉められたため残念な思いが…



内部の壁面には極彩色の飛天が画かれて、外からでは想像できないが山内で最も華麗な堂のようだ



居心地の良い寺というのがあるが、この寺もその一つに数えられる

「仲よしポックリさん」
赤い帽子の石像だが、心が和んでいくのがわかる



この案内文を読んで「この寺の大切にしていること」がよくわかるような気がする



さらに、本堂前に置かれたこの案内板の内容



本堂(重要文化財)
慶長15年(1610年)建立との伝えもあるが、解体修理時の所見や墨書等から正保3年(1646年)の建立と思われる



堂内に毘沙門天像(重要文化財)を安置



内陣と外陣を格子戸と欄間で分けた密教仏堂形式



撮影 平成26年10月29日

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