ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「シダレウメ(枝垂れ梅)」 バラ科 

2018-03-10 18:01:19 | 日記
      「シダレウメ(枝垂れ梅)」 バラ科 ☆2月1日の誕生花☆
         花言葉は… 高潔な心・澄んだ心・上品・忍耐



 今朝の最低気温は午前6時の2.6℃。  最高気温は午後2時の10.6℃。
午前中は雲の多い晴天でしたが、午後は大きく青空が広がりました。
昨日までの強い風も治まり穏やかな一日。


  《朝散歩… リサイクル公園 11.2㎞ 15,941歩 2時間45分》
“リサイクル公園” の 「枝垂れ梅」 が満開と云う事で行って来ました。
散歩に出た9時の気温は5.5℃。 やや風は冷たかったのですが、まずは散歩日和でした。

 
“リサイクル公園” には約200本の梅が植えられていますが、そのほとんどが
「枝垂れ梅」 なので満開になるとボリュームが有り豪華です。
土曜日、良いお天気、梅が満開と云う事で沢山の入園者で賑わっていました。
駐車場は満車で、サッカーグランドを駐車場として解放していました。

ここは以前、巨大な穴が掘られ、産業廃棄物処理場だった場所で、大型のダンプが
砂塵を巻き上げて廃材を運び込んでいました。 付近の方には迷惑だった事でしょう。
その後埋め立てられ、跡地に季節折々の花が植えられ、今では市民の憩いの場に
なっています。 せめてもの罪滅ぼしと言ったところでしょうか?(駐車場も無料です・笑。
“リイクル” の名の通り、園内の柵や、階段、ベンチ、テーブルなど、
廃材や解体材が使われています。


 今日の花は 「シダレウメ(枝垂れ梅)」 です。


 
被いかぶさるように咲く梅の花… 木の下に立つと花のシャワーを浴びてるようです。
そして皆さん一様に 「まぁいい香り」(笑。
今シーズン 「梅」 をアップするのはもう三度目です。 梅に付いて書く事は有りません。
そこで、広島市安佐南区に有る “八木の梅林” に纏わる民話を見付けたので紹介します。
安佐南区と云えば、平成26年8月の豪雨による土砂災害が有った地域です。
私が子供の頃、何度か遠足や家族で訪れた記憶が有ります。 
今も梅は咲いているのでしょうか。


 【むかし、むかし、千百五十数年も昔のこと。あの高ぁい阿武山が青葉に包まれる頃、
八木の里では、太陽の光をいっぱいうけ、あちこちで田植えの始まる頃のお話しです。
一人のお坊さんが、あぜ道をとぼとぼと八木の里の方へ歩いていました。
「なんと蒸し暑い日じゃのぉ」 と言いながら、額の汗を拭きながら、
道端の一軒の茶店をみつけました。
「チリーン… 南無遍照金剛…南無遍照金剛… ちょっと休ませてくだされ」 
すると店主は 「さあ、どうぞどうぞ。こっちが涼しぅありますけぇ。こっちへ来て休みんさい」


 「ありがとう、ありがとう。 今日は随分蒸し暑い日でございますなぁ」
「お坊様ぁ、こがぁな暑い日はお修行もやりにくぅありましょうのぉ」
茶屋の主人は湯のみに梅干しを一つ入れて、それに番茶を注ぎ、
「お坊様、さぁ、この梅茶ぁ飲みんさい。 暑い時ゃあ、これにかぎるけぇ。
気分がすーっとしますけぇ。 喉の渇きはいっぺんに止まりますでぇ」
「これはご厚志かたじけない。 ありがたく頂戴いたします」 
お坊様、その梅茶を一口飲まれ、
「ほぉ、この梅茶はとてもおいしい。 この梅はどこで採れたものでしょうかな」
と、お尋ねになった。  「えぇ。 この梅は、この辺の土地にできたもんです」
「そぉかそぉか。 この村の土地は梅に最もいい土であろう。 ついては、このおいしい
梅茶のお礼に、梅の木の一番よく育つ場所を調べてみたいから、ご苦労だが村の土地を
案内してくれまいか」  「へぇへぇ、よろしゅうあります」


 お坊様は店の主人の案内で、付近の土を調べ歩き、あざ、きばらに来て、
「おーおぉ、このところが梅の木にいちっばん適している。 この地に梅を栽培するがよかろぉ」
と言うて、梅の栽培を勧められたげな。 そして、
「これは、先ほどおいしくいただいた梅の種。 これに植えておく。 やがて芽を出し、
花が咲き、実がなる。その実は、病や災いを逃れ、この地に繁栄をなすであろう」
と申され、川内の方へ立ち去られたげな。  「チリーン…チリーン…」
やがてその実は、お坊様の言われたように大きく育ち、見事に花が咲き、そのかぐわしい
香りは太田川の土手までも届いたそうな。 そして、たくさんの大きく立派な実をつけた。
これが “八木梅林” の始まりです】

 一万坪もの “梅林” は太田川をむこうにして眺めもよく “春は梅林” と言われるようになり、
花見や遠足の名所として繁栄したそうです。
そののち日清戦争の頃、チフスが大流行した時、軍隊にも薬用の梅として納められました。
しかし、第二次大戦の時、この梅林は麦畑や野菜畑とされ、たくさんあった梅の木は
だんだん少なくなってしまいました。
今は太田川放水路の改修工事などで、その姿をほとんど見ること無いそうです。
ただ、駅や県営住宅に “梅林” という名が残り、八木小学校の校章、校歌には
白梅の花が取り入れられています。
そうそう、このありがたいお坊様は可部の福王寺や、深川の薬師寺をひらかれた
弘法大師様だったそうです。


今日の歩数   15,941歩 (リサイクル公園に枝垂れ梅を見に朝散歩)
今月の歩数  120,537歩= 84.4km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  679,725歩=475.8km

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする