日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

医療革命

2007-03-30 16:36:52 | Weblog
 安保徹さんが書かれた、「長生き免疫学」と、福田稔(安保さんと共同研究をされている)さんと伊藤泰雄さんが書かれた、「こどもの免疫力をつければ、必ず治る」の2冊の本を同時進行で読んでいる(もうすぐ、読み終わるが)。自分の頭の中で、モヤモヤっとしてきたモノの片眼が開いた感じだ。
 如何に、自律神経の働きが生きる上で大切かが書かれている。そのアンバランスによって、多くの病気が起きることが書かれている。正に、「病は気から」である。安保さんは、がん健診や今多くの箇所でされている癌治療方法に、否定的な見解を持っている。ステロイドの塗り薬だけでなく、難治性の喘息の治療として世界的に認められているステロイドの定期的吸入治療法に対しても、否定的な見解を持っている。それを、免疫学的に、特に自律神経と白血球の関係から、理論的に説明しているのである。
 免疫と言えば、多田富雄さんが世界的に有名だが、この安保徹さんは、1989年に、胸腺外分化T細胞の存在を見つけ、1996年には、白血球の自律神経支配のメカニズムを解明し、「医療が病をつくる」「ガンはっじぶんで治せる」などの本を50冊以上書かれ、2000年には、胃潰瘍が胃酸によるとの定説の間違いを指摘し、現在、国際的に高い評価を得ている。
 今まで癌の治療や長寿のことで、説明がすっきりしてないことが、これで、理解できる感じになっている。
 これが多くの人に認められるまで、時間が掛かるだろうなあ・・・?!
 
 実際、カイロプラクティックで、気管支喘息やアレルギ一性鼻炎などのアレルギーが治っている例を知っているし、私も、漢方を使って、その手応えを感じている。
 日本では、川崎病やインフルエンザ脳症、明らかに、外国と比べて多いが、これも、熱があれば直ぐに医師にかかって熱冷ましや抗生物質をもらったり(変な異物が入ることになるが)、今の日本の子ども達の現状、つまり、睡眠不足 、過剰ストレス、食事の偏り、運動不足、姿勢が悪いなどで、免疫力が落ちての結果なのでしょうか?確かに、昔と比べると、アレルギーの子が多過ぎるし、治るまでに昔よりも長く引きずっている。
 インドネシアに1カ月いたが、きれいな肌の子が目立った。タイにも、1ヶ月半以上いたが、幼児期まではそんな子がいても、それ以後はいないと現地の人が言われていた。ダッカの子も、沢山の子ども達と2週間以上いて接したが、アトピ一の子を見かけなかった。
 東ドイツと西ドイツが合併した時、てっきり環境の整った西ドイツの方が アレルギー少ないと思っていたのに、全く明らかに逆だった。O-157に罹患した時、きれい好きの親の子どもさんに症状がひどかったとの報告も耳にしている。小さい時から、いろんな微生物と接触しておく必要があるみたいだ。
 日本は、異常に微生物を避けている。頻回に手を洗い、レストランに行けば必ずおしぼりが出る。これ、日本では常識だが、東南アジアでは非常識。それと反対に、小さい時から過保護か過干渉で扱われ、冷暖房完備で、熱があれば、あわてて夜でも医療機関に掛かろうとしている。逞しく生き抜ける人間が育ちそうにない。やはりおかしいかな?

*東洋医学や、薬を使わなくて背骨を矯正する感じのカイロプラクティックがどうしてアレルギーにも効くのか、少し理解できた感じになったが・・・。

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為になるかも知れない本(その55)

2007-03-30 07:20:18 | Weblog
○専門2年、2月19日(火)雨。
 カリキュラムのシンポジュ一ムがあった。印象的だったのは、第一内科川明助教授の、完全医になれということだった。俺もそう思う。オ一ルラウンドになれなくても、オ一ルラウンドになれる様に努力することだ。それが患者さんの為になると思う。貝島が、「その科が終わる頃になると、やっと理解してくる感じで、試験の前に、”ああ面白い、これをゆっくりと読んだらどんなに面白いだろう”と思う。いつもそんな調子でして、早く教科書を読んでいたらなあと、いつも思っていましたが、・・・解剖学の先生は、解剖学的に教えていいと思います。生理の先生は、生理学的に教えていいと思います。それ等をくっつけて一つの有機体にするのは、我々でなければいけないと思います。そこまで教師に望むのは、ちょっと無理ではないかと思います。出来るにこした事はないのですが、時間はないし・・・」と言った。正に、自分の思っていることをズバリと言ってくれた。
○専門2年、2月22日(金)晴。
 朝4時から勉強した。ファイトだけは負けない。自分なりに計画を立て、それを確実に実行するのだ。時は今!内科の下巻、今週中にまだ終わりそうにもないが精一杯やっているし、体の調子もいい。今年の夏休みは、体力作りに専念すべきだ。
○専門2年、2月27日(水)晴。
 冷えるなあ。夕べは凍え死ぬかと思ったよ、全く(部屋には、暖房器具、全くなかった)。
○専門2年、3月1日(金)晴。
 大学入試が3日頃かな。月日の経つのは早いものだ。今日で最新産科学の正常編を終わるぞ。3月9日までに、異常編と最新婦人科学を終わらせなければいけない。そして、4月1日から、猛勉強だなあ。
○専門2年、3月3日(日)晴。
 恵ちゅんに電話したら、とても元気な声だった。僕もバッチリ元気。18日と31日に会うことにした。1カ月に2回会うといいかなあ。散髪屋に行った。ここの散髪屋さんは、夏でも冷房設備が全くない。しかし、感じが良く、すごく上手。共稼ぎの為に、赤ちゃんが泣いていた。やはり、共稼ぎは、赤ちゃんが生まれたら止めるべきだ。そう思った。俺は、恵ちゃんに子どもが生まれたら絶対に働かせないぞ。
○専門2年、3月4日(月)曇。
 神奈川の子供センタ一か、虎の門病院か、聖路加国際病院か、東京女子医大か、まだ、決まらない。○○(専門4年)が、今何時間あっても足りないと言っていた。今からの2年間で、一生が決まるかも知れない。悔いが残らない様に勉強するしかない。俺には俺の哲学がある。歯をくいしばって頑張って、そして、俺は最後には必ず笑ってやる。兎に角、これからの4月5月6月は、必死だなあ。
○専門2年、3月7日(木)曇。
 基礎医学科目の最終試験の為か、講義の出席者が少なくなっている。落ちると悪循環だなあ。(専門2年から3年に上がる時、18名も、留年者が出てしまった)

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