子どもたちに伝えたいことがある。
どうすればうまく伝えられるか。
これは,先生なら毎日のように考え,悩んでいることですね。
しゃべり方を工夫してみたり,言葉を選んでみたり,言うタイミングを探ってみたり。
熱意をもって伝えようとするけど,伝わらないときにはがっかりです。
そんなことも少なくないですよね。
先生と子ども,人と人。
そんな中で,意外と効果のあるおもしろいやり方があります。
伝えたいことを,ひとりごとにしてつぶやく!
先生のひとりごとです。
いつも,大きな声を張り上げるのが先生の話し方のように思われている中で,先生が小さい声でぼそぼそとひとりごとを言うと,子どもたちには意外性があります。
意外性があると,子どもたちは耳を傾けます。
なにより,ひとりごとっていうのは,だれに聞かせるわけでもなく,自分の本音を口にしているだけだから,うそはありません。
ひとりごとでしゃべっている中身は,本音です。
だから,それが耳に入った子たちも,先生の本音として受け止めるでしょう。
(・・・先生って,そんなこと思ってるんだ)
そこがねらいです。
先生は,周りにいる子を意識しながら,その子の耳に入るように,ひとりごとを言います。
少し演技して,わざとらしくないようにつぶやきましょう。