夏休みということで,先日は前任校の仲間たちと合って,お酒を交わしながらゆっくりと話すことができました。
みんな,学校は変わってしまったけど,それぞれに活躍していました。
そして「ブログも見てるよ!」と,いろんな意見ももらいました。
いや~うれしかったなぁ
「小学生攻略法」これからもがんばります!
さて
算数など,授業の内容によって,その時間は習熟のためにプリントやドリルの練習問題に取り組ませたい場面もありますね。
1時間集中してたくさんの問題を取り組めればよいが,なかなかそうもいかない様子の子も多いものです。
落ち着きのない子,
算数を苦手としている子
そういった子たちにとっては,1時間を集中して取り組むというのは至難の業。
そんな子たちに,どんなに先生が言葉をかけても,限界があります。
また,そういった子たちにかかりっきりになり,他の子のサポートがおろそかになるのもまずい。
こんな場面で,1つうれしい攻略法があります。
問題を解いたら,黒板に名前を書くシステムをつくる!
ということです。
要するに,自分ががんばったことが,目に見える形で表れることが,子どもはうれしいのです。
コツは,できるだけスモールステップで問題を区切って,たくさん名前が書けるようにしてあげるといいですね。
例えば,黒板に
「ドリル25の①~⑤」→「ドリル25の⑥~⑩」→「プリント№1」
などと数問ずつの枠を作って,「その問題を解き終わったら,その枠の中に名前を書きにおいで」と,指示を出すのだします。
こうすると,子どもたちは机に座りっぱなしでなく,活動にメリハリができます。
そして何より,がんばれば自分の名前がたくさん黒板に並ぶので,子どもたちは意欲的になります。
こんな単純で簡単なことですが,「黒板に自分の名前を書く」ということは,子どもたちにとってはエキサイティングなことで,大好きなことなんですね。
しかも,先生側から見ても,黒板を見れば,
「あやこさんは,もう3つも進んでるな。新しい課題を用意しないといけないかな」
「あら?たくろうくんの名前が1つもないぞ。見に行ってあげよう。」
よくできている子と,つまづいている子とが一目で発見できて,支援もしやすくなります。
このシステムに子どもたちも慣れてきたら,加えて,答え合わせのシステムや,間違い直しのシステムも工夫して織り込むといいですね。
そうしていろんなシステムが機能的に動き出すと,クラスとして,授業として心地よいテンポが出てくるものです。