昨日は本校も運動会でした。
昨年が「これでもか」というどしゃぶりの雨の中の開催だったのですが,今年は天候に恵まれました。
降らず,照らずでとてもやりやすかったです。
一か月の練習を経て,子どもたちはどの競技も精一杯がんばっていました。
私も係の仕事をしながら,自分のクラスの子たちはもちろんですが,いろんな学年のいろんな競技を見ていました。
今年の運動会は,私にとって,ある「初めて」がありました。
「初めて我が子をもって迎える運動会」でした。
我が子はまだ三カ月で,もちろん競技するわけではありませんし,運動会と関係はないと言えばないのですが,一日中,なにか心持ちが違いました。
競技する子どもたちを見ながら,
(うちの子もいつかこんな風に走ったり踊ったりするんだなぁ)
なんて,勝手に想像していました。
想像する我が子は,親バカですが,とてもかわいらしいものでした。
足が速いのかな?遅いのかな?
負けず嫌いな子かな?
お父さんが「一緒に家族リレー出よう」って言ったら,喜んでくれるかな?
なんて,色々と考えたりして。
(…なんて言うと,のんびりしてて仕事してなかったみたいですが,もちろんしていましたよ 笑)
そして,目の前で競技している本校の子どもたちのように,我が子も精一杯汗を流して,運動会の楽しさを満喫できる子であってほしいと期待もしました。
リレーでは上手にバトンパスできる子であってほしい。
表現運動では指先まで力を入れて踊れる子であってほしい。
自分の仲間を心から応援できる子であってほしい。
係の仕事を積極的にできる子であってほしい。
こないだ寝返りをうったばかりのまだまだ小さい我が子の,未来の運動会を想像しては,目の前の小学生の姿と照らし合わせていました。
そして
この思いは,そのまま会場に来られていたたくさんのご家族の方々の思いと全く一緒なんでしょうね。
「初めて」実感として分かった気がしました。
そういう子どもの素晴らしい姿が運動会で見られるようにするのは,まぎれもなく先生の仕事です。
だから「初めて」思いました。
親心を想像しながら,子どもの指導に当たる!
またこれまでと一味違う教育になるのかもしれません。
私も立場が変わり,私の先生像も変わっていきます。