今日は,本校に来ている教育実習生の評価授業がありました。
「評価授業」っていう響き自体がなんか懐かしいです。
とても初々しい算数の授業で,自分が実習生だったときのことをうっすら思い出したりしました。
学生のころ,教育学部にいながらまだまだ全然教員になることなんかに意識がいっていなくて,教育実習自体もあまり身が入ってはいなかったような気がします。
「毎日徹夜だよ!」
なんて先輩たちからいろんな体験談で脅されながらも,自分は実習中でも大学の部活に顔をだしたりしていたことを覚えています。
授業などもあまり記憶にないのですが(本当に情けない)一つだけはっきりと覚えていることがあります。
4年生の社会科の授業をすることになって,「お店の人の工夫や努力」を授業するという前の日の夜,町の大きなスーパーに行って,売ってる歯ブラシの本数を必死に数えたことがあります。
100種類以上あって驚きました。
今思えば,何をやってるんだか…
そのことを次の日の授業でどう取り扱ったかは覚えていませんが,大した授業もできなかったことは間違いありません。
当然,附属小学校の先生方からの評価は低かったことでしょう。。。
そんな自分と比べれば,今日の実習生なんてどんだけ立派だったことか!
きっと,いい評価を大学に持ち帰ることができるんでしょう。
そういえば,いつから「教員になろう」なんて本気で思ったのだろうか…
もちろん,今は本気ですよ!
こんなブログを書いているぐらいですから(笑)
でも,立場が人を変えるんですねぇ
私もまさにそうなんでしょう。
あらあら,出だしから話が変な方向へ行ってしまってます。
すみません,研究授業の心得です。
研究授業の本番は本時ではなく,それ以前の授業にある!
要するに,その単元がスタートしてからの授業,そして前時,前々時あたりがすでに研究授業そのものだという意識をもつことが大事だと思います。
研究授業本番だけのその一時間だけをもって,何か特別な指導をすることは絶対にできません。
その一時間だけに,いつもにはない成長した子どもの姿を出すことなんで絶対にできません。
めざしているものに向かって,すでにその前の授業から取り組みはスタートしなくてはいけないはずです。
だから,指導案に書いたたくさんの指導法は,研究授業以前の授業の段階で繰り返し繰り返し実践しておきたいです。
そして理想としては,研究授業本番でまたその指導法を使うときには,当たり前のように子どもたちの間にも浸透していて,子どもたちのリアクションも自然に返ってくる感じがいいですね。
またそういった意識で授業にのぞめると,お客さんの目がたくさんあって緊張する本番が,いくらか緊張もほぐれ,自信がもてます。
子どもたちの反応もある程度予想ができるようになっていて,土壇場で慌てることもなくなります。