秋の研究公開,私,研修主任をしながら自ら公開授業をします。
「普通あり得ないでしょ!?」
って何人かからつっこまれましたが。(笑)
自分でしたいからする。
頼まれたからする。
両方です。今回は。
こんなブログを個人的に書くぐらいですから,読んでくださっている方々はなんとなく分かると思いますが,私,「研究」が好きでして。
個人的な研究も,校内でする研究も積極的です。
(これは管理職からもウケがいいです。。。)
さて
そういうことでこの夏休みに授業づくりを始めました。
指導案を書いたり,教材を準備したり。
大きな研究公開の公開授業ということで,やることはたくさんありますし,気合いも入ります。
頭の中でばかり,子どもたちが授業で生き生きとする姿を描いていますが,具体的にどうすればそうなるのかを,しっかり形にしていかなくては。
ということで,「研究授業」たるものについて考えていこうと思います。
まずは
授業は一人でつくらない!
それを思いますね。
もちろん当日は授業者は一人で,なにもかも自分が責任もってがんばらなくちゃいけないわけですが,授業づくりはそれとは別です。
なにも授業者一人で作らなくてはいけないということはありません。
複数の先生の力を借りて,みんなでつくっていけばいいわけです。
そうすれば,
・たくさんある準備が分担されて,楽になる
・いろんな人のアイディアをもらえて,選択肢や幅が広がる
・研究授業という大仕事に向けて一緒に取り組み,仲間意識が深まる
・授業の内容を自分だけでなく他者にも理解してもらえる
・理解している人が多くいるため,当日総すかんを食らうことはなくなる
そんなメリットがあるように思います。
このとき大事なことは,周りの先生がどれだけ協力しにきてくれるかではなくて,授業者である自分がどれだけ周りの先生に声をかけられるか,でしょうね。
先生って,一人よがりです。
自分の授業は自分でつくることが基本だから,その姿勢を崩すことが難しい人もいます。
自分の授業についてあーだこーだ言ってほしくない人もいます。
我流を通そうとする先生は,この協力体制をつくれない人です。
それでは,せっかくの研究授業も実りの少ないものになってしまいます。
自ら心を開いて
「・・・・の授業をするんだけど,どんな導入をしたらいいかな」
なんて,助けを求めて回ります。
そうして声をかけられた先生はうれしいもので,必死になって助けてくれるでしょう。
私も,若いころは一人よがりな授業をしていました。
人の助けを借りることが情けないことのような気がしていましたね。
そして,自分の力でいい授業をつくって「どうだ!」なんて,周りの先生にアピールしたい気持ちもあったように思います。
小さな先生でしたね。
経験を重ねて,もっと大きな先生にならなくては。
今回の研究公開の授業も,同じ職員室にいる先生には,どんな授業をするかしっかり分かっててもらうほど,これからの授業づくりの作業をオープンにしていこうと思っています。