公開授業のあとは全体会です。
私は自分の公開授業はもちろんですが、この全体会も気が抜けません。
研究発表も私が作ったからです。
・・・今思えば、あんまりあり得ない形ですねぇ。。。
我ながらよくやった。
公開授業、研究発表に対する質疑応答がくせもので、どんな質問が来るか、いろいろと対策を立てました。
研究内容に対するストレートな質問なら、
「待ってました」
と言わんばかりに返すことができるのですが、そうでないところから攻めてくるのも多いのが研究公開です。
前にも書きましたが、今日来て初めて見る人たちにとっては、そこまで研究テーマを意識していないものです。
そんな途方もない質問にまで全部対策を練ることはできないので、そこがハラハラドキドキです。
そんな心持ちでいる全体会直前、とある先生が私に声をかけてきてくれました。
昨年度で本校を転出した、元教務主任でした。
とても仕事のできて、気さくで、私をかわいがってくれていた先生でした。
その先生が来てくれていて、私に声をかけてくれたということだけでうれしい気分になりました。
先生は、
「何か聞いてほしいことはないの?全体会。」
と声をかけてくれました。
私が研究担当をしていることを知っていて、気を利かせてくれたのです。
変な質問をされたり、逆に質問が全くなかったりしたら困るので、それを防ごうとしてくれたのです。
さすがベテラン。
「何かあるなら質問するよ」
「じゃあ、質問対策の資料を作っているので、それ丸ごと先生に渡しておきます!」
と、資料を渡しました。
ずいぶん気が楽になりました。
研究公開、いざというときのために外部にも助っ人を準備しておく!
本来ならこちらから、そういった先生を見つけてお願いにあがるべきだったでしょう。
それをしていなかったため、先生が声をかけてくれて大変助かりました。
この場合、これはいわゆる「さくら」ですが、公開では往々にしてよくする手法です。
テーマに沿って研究を深めるために、あってよいものだと思います。
※しかし本番では、その先生が質問する間もなく、ほどよい質問が次々に出たので、出番はありませんでした。