とある大きな指定を受けての研究公開でしたので、主に教育委員会から予算がつけられました。
最初の話では、〇〇万円と。
「お~」
「すごいね~」
職員室でも、思ってた以上の額に盛り上がりました。
その使途について話合う場面では、
「~が備品としてほしいですね。」
「施設をきれいにしましょうよ。」
「思い切って、~を作っては。」
なんていろんな意見が出て、研究が大変だった中に、またがんばろうと思うきっかけにもなりました。
私は研究担当としてそのお金についても管理を任されました。
各研究班から上がってくる要望を集約し、調整をしていました。
そうして、数ヶ月経ち、予算についてもいよいよ使途を決定し、ものを買ったりしようかとしたところに、
「予算が減額になる」
という話が舞い込んできました。
「え!うそっ」
まさかと思い、かなり焦りましたが、これはすでに決定事項でした。
私を含め先生たちはみんな文句を言いたくなりましたが、上からの通知ですので、口を挟む余地はありません。
どれくらい減額になるのか。
〇〇万円→〇万円
一桁減りました。
「なんじゃそりゃ~」
文句を言いたくなる気持ち以上に、呆れました。
急に、この期に及んで、そんなことってあるの!?
こんなご時世ですので、ぜいたくができないのは百も承知です。
じゃあ最初に〇〇万円なんて言ってこないでよ~ って言いくなりました。
研究に対するテンション自体がガクッと下がる思いでした。
上の人たちのお金の管理の仕方に頼りなさを感じるとともに、本校の研究をどう思ってるんだって、疑心暗鬼になりそうでした。
仕方ない。
そのお金でやるしかない。
もう一度予算執行の計画建て直しです。
私が悪いわけではないのに、「申し訳ありませんが」なんて、私が先生たちに頭を下げていました。
そうして、いよいよ公開も近づいてきた頃、またお金の話が耳に入ってきました。
「やっぱりもう少しお金をくれそう。」
はぁ~!?
これも決定事項。
最初の通知額と、その後の通知額の、中間ほどの金額になるということでした。
もう~
頼むよ~
今度は増えるわけでから、がっかりすることはないのですが、それ以上に、この杜撰としか受け止められない上の人たちのお金の管理の仕方に、またまた呆れるばかりでした。
またまた予算執行計画の建て直し。
先生たちももう苦笑いです。
上のお金の詳しい事情なんてもちろん知りません。
委員会や議会で協議を重ねながら決定していることでしょうが。
数ヶ月の間に、一学校が研究公開するのに割り当てられる費用さえ二転三転するくらいですから、不安定なのはよく分かりました。
これがよくあるケースなのか、今回のうちのケースが稀なのかも知りませんが、(きっと稀な方だとは思いますが)うんざりでした。
ちなみに、これとは全く別に、研究の途中で校長が〇〇会というところに応募し、学校として研究の助成金をかなり獲得してきました。
その話にまた職員室は沸きましたが、私の公開に関するお金の管理はまた混乱しました。。。。
おかげで、公開が終わった今でもお金の使い道がはっきりできていません。
お金を使う前に、公開を迎えてしまったのです。
これは大きな課題です。
研究公開につけられる予算は明確にしてください!途中の減額も増額もなし!
今回は、上のおえらいさんたちへの要望でした。