小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

先生,それぼくにも書かせて!

2010-02-17 22:23:50 | 学級生活の攻略法
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朝の登校をちょっぴり楽しみにしてあげるために,朝の黒板に連載ものを書いていてあげることを前回ご紹介しました。

私がこれを続けて実践しているとき,そのときの教頭先生が声を掛けてくれたことがあります。

「先生,毎日黒板にマンガかいてるよね。あれは,子どもたち,相当喜ぶでしょ。実は,何枚か写真撮らせてもらってるんだ。許してね。」

毎晩戸締りをして回るときに,私のクラスの黒板を見てくれていたのです。

まだ駆け出しのころで,学級経営にも自信がなく,自分の特技に任せた精一杯の工夫だったので,この教頭先生の言葉がとてもうれしかったことを覚えています。

「見てくれている人が他にもいたんだ。」

それだけでも,明日からも続けようという気になれました。

さて

この朝の黒板の一工夫は,クイズやしりとりなどいろいろなパターンが考えられることも前回ご紹介しましたが,それでもやはり,「毎日書くのは大変だよぉ」という先生たちの気持ちも,分かります。

連載ものとなると,少なからず頭も使いますしね。

そうして疲れてきたころには,やり方自体を工夫してみましょう。

朝の黒板の連載ものを,子どもたちに書かせる!

これで,また一段と子どもたちも大喜び。

クイズ,しりとり,ことわざ,簡単山手線ゲーム・・・ など,特に高度な技能を必要としないものであれば,子どもにだって書けるのです。

ときには,先生より子どもたちの方が知っていたり,発想がおもしろかったりしますよね

だから,様子を見ながら,子どもに書かせてもOKだと思います。

やり方としては,輪番制にするのが平等でいいと思います。今日の日直さんとか。

しかし,その子を放課後最後まで残して書かせたり,朝一番に登校させて書かせたりするのは難しいので,別の書くものを準備するといいでしょう。

小黒板とか,「モーニングカード」とか。

帰りの会が終わった後など,時間を決めて,他の子に見られないようにして書かせましょう。

書き終わったものは先生が預かっておき,みんなが帰った後に黒板に掲示しておきます。

すると次の朝は

「わ~だいきくん,やっぱり今日のしりとりは「すいか」だったね!」

「おぉ,ひかりさんが出してるクイズ,難しいねぇ」

という楽しみが待っています。

朝が弱く,暗い顔で登校してくる子たちを,なんとか救ってあげましょう!

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朝の登校をちょっぴり楽しみにしてあげるために

2010-02-16 18:38:40 | 学級生活の攻略法
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いきなりですが,私はもんのすごく朝が弱いです。

きっと,超低血圧なんだと思います。(朝に測ったことはないすが)

朝はテンションが上がらず,頭も回らず,口も回らず… 不機嫌なことが多いので,自分でもつらいし,周りの人にも迷惑かも,と思います。

だから,逆の発想で,だれよりも早く学校に出勤しています。

ぼーっとした頭ですが,そんな頭でもできる仕事はたくさんあります。

そんな仕事を,ほぼ無心でちゃっちゃとこなします。

この朝の時間は私にとって貴重です。

さて

私と同じように,子どもたちにも朝のテンションが低い子たちも多いですよね。

学校がきらいなわけではないのでしょうが,朝がきらい。

だから,朝の登校がつらい。

「朝ごはんをしっかり食べないからよ!」「昨日の夜は何時に寝たの!」

言いたくなりますが,朝が弱いこの子たちの気持ち,分かります。

だから,なんとかして朝のテンションを少しでも上げてあげたいと思います。

「おはようございまーす」と教室に入ってくる顔を,少しでも明るくしてあげたい。

学校の先生ならではのちょっとした工夫をしてみましょう。

毎朝の黒板に,なんらかの連載シリーズを書いておく!

ちょっとした遊び心をもって,やってみましょう。

「なんらかの連載シリーズ」って??

私は,マンガを書いておくことを一年間続けた年もありました。

さいわい,私は簡単なイラストを描くことが得意でしたので,毎朝の黒板に,一コマのマンガを描いておいてあげました。

それは,200日登校する中で話が進んでいくシリーズものです。

といっても,何も難しいストーリーや絵の技法があるわけではありません。

その日その日の気分で,マンガの一コマを作っていました。

時には,学級が運動会練習に励んでいるときは,マンガの内容も運動会ものにしてみたりもしました。

子どもたちは,毎朝必ず黒板に見入ります。

「わぁ,先生この子やったね!」「予想通りだった!」「明日はたぶん…」

などと,結構うれしそうにしてくれるものです。

マンガが描けない,描く時間がないという先生でも,その他にも「なんらかのシリーズもの」はたくさんあると思います。

・毎朝しりとり

・毎朝クイズ

・毎朝山手線ゲーム

・毎朝「今日は何の日」

・毎朝ことわざ   ・・・

わずか一文書いておくだけでも,シリーズものであれば,それが積み重なって,子どもたちは興味がわいてくるでしょう。

先生は,前の日に仕事を終えて教室を出るときにでもいいし,朝来たらすぐにでもいいし,ちょこっとだけチョークをとって,黒板に書いてあげるといいですね。

朝が弱い子たちにとっても,朝の登校が,なんにもない,ただつらいだけというものじゃなく,ちょっとした楽しみのある登校に変わるといいですね。

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友だちはちがったけど,先生は

2010-02-14 10:38:50 | 「教師-子ども」関係の攻略法
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クラスに,ゆきさんという,とてもおとなしい女の子がいます。

ゆきさんは4月に転校してきた子で,前の学校では問題を抱えていた子でした。

友だちと仲良くできず,保健室にいる時間が多くあったのです。

新しい学校でも,始めから元気がありませんでした。

自然と,友だちもあまりできず,明るい表情をほとんど見ることができませんでした。

しかし,周りの友だちがいくらか気をつかってくれたり,環境が変わったりしたことから,学校への登校は,幸い安定していました。

そして,友だちも,担任の先生も,ゆきさんへのイメージをこのようにもつようになりました。

「おとなしくて,人と交わるのが苦手な子なんだな…」

あまりに声をかけたりすることで,いらぬ刺激やストレスを与えすぎて,やっと落ち着いて学校に来られるようになった状況まで崩してしまうのを恐れるように,みんな,ゆきさんをそっとしておくことが多くなりました。

そしてしばらく時間が経ってきたとき,先生は,何気にゆきさんの肩をポンと叩いて話しかけました。

「今日の給食なにかな?おなかすいたねぇ」

給食の話題はさておき,ゆきさんの肩を叩くなんてことは,おそらく初めてだったでしょう。

正直,ゆきさんはビクッとした感じで,小さな肩が緊張しているように見えました。

(あっ,しまったな…)

先生は,そのときはそう思いました。触れてはいけなかったと思いました。

しかし,そのときから,ゆきさんが見せる先生への態度が変わってきました。

今まではなかったのに,その子から先生に近付いてくるようになりました。

何を話しかけるわけではないですけど,なんとなく先生の周りでウロウロしています。

そしてそのたびに,先生はゆきさんの頭をなでたり,背中を叩いたり,ときには持ち上げてみたりしてあげました。

先生から何か話しかけてもうまく答えられないことが多いのですが,それよりも先生が触ってくれるたびに,ただただ明るい表情をしていました。

先生は思いました。

人との接触が少ない子にこそ,ふれてあげるべきなんだ

ゆきさんは,人との接触が苦手なのではなく,その経験がなかったんだと思います。

先生が触ってくれたことで,人と人がふれあう心地よい感じを体験できたのですね。

もし,先生や友だちが,ずっとゆきさんを遠ざけていたら,ゆきさんはさらに暗い子になってしまっていたでしょう。

やはり

子どもは,というより人は,人とふれあうことに喜びを感じるものだと思います。

先生が触ってくれるという体験もそうでしょう。

しかし,そうすることに先生が遠慮してしまう子たちもいます。

・おとなしい子

・悪さばかりする子

・つっぱって先生を嫌っている子

・不潔な感じがある子

そんな子たちに先生は触れずにいますが,そのことは先生だけでなく,周りの友だちも,家族もきっとそうでしょう。

それは,その子たちにとって一種のさびしさがあるでしょう。

だから,先生がしてあげたい。

ゆきさんの場合のように,ときには会話よりも,その子にふれることが,いいコミュニケーションになることもあります。

もちろん,前からお伝えしているように,慎重になる必要はあります。

むやみにふれるのではなく,お互いの性格やタイミングを配慮するべきです。

その上で,人とのふれあいが少なそうな子にこそ,先生は,ある種の勇気をもって,ふれてみるべきだと感じます。

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先生が頭をなでてくれたよ

2010-02-13 12:47:17 | 「教師-子ども」関係の攻略法
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出張で県外の附属小学校の研究公開にきました。

子どもたちも先生たちもよくがんばっていました。

いい刺激をもらいました。

さて

子どもとのコミュニケーションで、先生がどれくらい子どもに触れているかという話。

ここには慎重になる必要があるかもしれません。

単なる会話以上に、お互いにとって深いコミュニケーションとなる場合もあります。

どれくらい先生が子どもに触れればいいのか。

もちろん一概には言えません。

子どもの性格 ・ 先生の性格

子どもの年齢 ・ 先生の年齢

子どもの性別 ・ 先生の性別

子どもの気分 ・ 先生の気分

その他、周囲にだれがいるか、どんな場面か、さらには気候・・・

いろんなことを考慮する必要があるでしょう。

私としては、そういったものを考慮したうえで

できるだけ、子どもに触れるコミュニケーションをしてみる!

ということを大事にしたいと思います。

子どもたちの多くは、信頼関係のある先生であれば、心地よい程度に触ってもらうのはうれしいと感じていると思います。

落ち込んでいるとき背中をさすってくれた

がんばったときに頭をなでてくれた

緊張しているときに肩をもんでくれた

テストで100点とったら握手をしてくれた

そういう体験は、子どもにとってうれしいことでしょう。

だから、上にあげたようないろいろな要因を慎重に配慮しながら、先生は子どもに触れるコミュニケーションを試みてみるといいでしょう。

ただし

どんな要因があるにしろ「信頼関係」がしっかりとあることが大前提だと思います。

それがない人に妙に触られるのは、私たちだってストレスですよね。

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そういえば,どれくらい子どもに触っていますか?

2010-02-09 20:54:25 | 「教師-子ども」関係の攻略法
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教師と子どもの関係づくりのためにできることはいろいろとあります。

一番は会話でしょう。

それに,学校という場であれば授業。

会話や授業の中で,教師と子どもの関係が築き上げられていく,そういう実感は多くあります。

その中身について語れば,いろんな要素があって,多くの言葉を要しますが,今回はそうではなく,別の話題。

会話や授業,それだけはないのです。

人間と人間の関係を築くものは,もっといろいろとあるのです。

その「いろいろ」の中でも,今回考えてみたいのは,「教師が,どれくらい子どもに触れているか」ということです。

人が人に触る。

どのような形であれ,これは大きなコミュニケーションの一つです。

だから,まずは教師たるもの

子どもにどれくらい触れているかを普段から意識する!

ということを心掛けてみましょう。

自分の子どもとの日常を振り返ってみると…

・ものすごく子どもに触っている。頭をなでたり,手をにぎったり,肩を組んだり

ということに気付くかもしれませんし,逆に

・最近いつ子どもに触ったかな… 記憶にない

ということに気付くかもしれません。

子どもにとっては,先生が触ってくれる(先生に触られる),先生は全く触ってくれない(先生に触られない)ということは,意識はしていないかもしれませんが,それでその先生の見方や印象,好感度が変わっているはずです。

一番よくないのは

・あの子には触っているけど,あの子には全く触っていない

という状況があることでしょう。

無意識のうちに,どこかで差別しているのかもしれません。

「触る」ということは,人のコミュニケーションの中でも,密なものに入りますから,やはり重要です。

まずは,今日一日の中でどれほど子どもに触れたか,思い返してみましょう。

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