小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

お仕事いっぱい。今日も机の上はゴチャゴチャ…

2010-02-07 10:52:38 | 教師力UPの攻略法
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経験を重ねてきた教師について。

前回は校務を任されるようになることに関して記事をかきました。

それにともない,やるべき仕事も増えてきます。

生徒指導の月例報告を今日までに提出しなければならないと同時に,研修係が提案した学力向上のための算数ステップアップカードをつくらないといけないと同時に,明日から始まる国語の新単元の指導計画を立てなくてはいけないと同時に,「あ,そうだ。地区道徳研究部会で今週は実践報告をする番だった!レジメをつくらないと…!」

そうしておろおろしていると,どこからともなく子どもの声が

「先生ーー!!ゆうじくんが,鉄棒から落ちたって泣いてるよ!!」

もう,机の上に積まれた書類や教科書にまみれた先生に,どんよりの線が何本も入っているのが目に浮かびます。

うーん,センセイって忙しい(笑)

笑ってる場合じゃありませんね。

これは人事でもなく,うその話でもなく,先生みんなが毎日直面している「お仕事」なんですよね。

ふつうは,経験を重ねれば重ねるほど,任される仕事は多くなります。

だから・・・

教師は,自分なりの情報処理・管理の方法を生み出す!

これが必須です。

仕事を一気に減らすことはできません。

子どもが急におとなしくなることもありません。

だから,効率よく対処していく能力を身につけることが欠かせません。

これは教師に限ったことではないですね。どんなお仕事でもそうでしょう。

最近は,仕事に関するハウツー本も多く出されていて,多くの情報処理・管理の方法が紹介されています。

私も,悪戦苦闘の毎日をどうにかしようと,読みあさったこともあります。

「なるほど」と,参考になるものも多かったです。

しかし,情報が溢れる現代においては,どのように情報を処理,管理するかという方法自体が,無数に存在します。

単純に机上を整理する方法から,パソコンでスケジュールを管理する方法まで,幅広く存在します。

それらの方法の中から「自分に合う」ものを見つけることが大事です。

もっと言えば,教師として担っている自分の仕事に対する方法として,一番最適なものを,「自分なりに生み出す」ことです。

A先生がしている仕事と,B先生がしている仕事は違うし,仕事を進めるスタイル,生活スタイルも違うのですから,情報管理の方法にも違う部分があって当然です。

「昔から,私はスケジュールを月ごとに手帳に記し,そこに仕事を当て当てはめている」という従来のやり方に固執してばかりでなく,新しい,もっと自分に合ったやり方があるかもしれません。

「先生がお持ちの携帯電話に,スケジュール管理のいい機能がついていますよ。いつでもどこでも編集できるし,アラーム機能がついてて便利です。」

仕事が増えるとともに,自分なりの情報管理・処理の方法を模索していくことをお勧めします。

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情報教育の先生って,パソコンばっかりしてそうだよね

2010-02-06 17:41:29 | 教師力UPの攻略法
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学校には多くの校務があります。

初任のころは学級担任のみを任され,それらの校務を経験することは少ないし,下手すればその存在すら知らないままということもあります。

そして経験を重ねだした頃に,少しずつ学級担任以外のお仕事も任されるようになります。

おもしろいもので,学校の先生たちも「立場が人をつくる」というのがよく表れているように思います。

生徒指導の先生は,厳しい先生のように見えます。

情報教育の先生は,パソコンが好きなように見えます。

体育指導の先生は,熱血で元気な先生に見えます。

読書指導の先生は,知的で優しい先生に見えます。

厚生部長(親和会長)は,ユーモアがあり親しみやすい先生に見えます。

「見えます」だけでなく,本当にそんな先生もいます。

そして,そのお仕事の経験が長くなると,本人も「私は生徒指導専門だ!」のような自負が芽生えだします。

学校としては,頼もしい存在かもしれませんね。「その先生に,任せましょう」みたいになることが多いでしょう。

でも,その先生自身にとっては… どうでしょう。

今回のカテゴリー「教師力UP」という視点から,ぜひ提案したいです。

経験を重ねだしたら,新しい仕事にチャレンジする!

ということです。

学校の先生には幅広い人間性が必要だし,幅広く仕事をこなせることが必要だと思います。

いろいろ知ってこそ,先生としてのクオリティーが高まる。

「情報教育専門」「情報教育しかできない」という先生もいいですが,「情報教育もできる」という先生の方が,私はいいと思います。

その学校に情報教育に通じる先生が何人もいる必要はないかもしれませんが,その先生にとっては,いろいろな分野に通じていることは,「教師力」を高めるものですよね。

しかし,学校というのは,組織で動いているものであって,「だれもが色々と仕事を経験できる」そんな余裕はなかなかないものです。

校務組織を考える際は,それぞれのポジションに,一番経験のある先生を立てるというのが,常道でしょう。学校の利益を考えるなら,当然でしょう。

だから,自然と先生たちの役目は狭く凝り固まってしまいがちです。

「立場が人をつくる」つくりすぎなのかもしれません。

だから,幅広い仕事を経験するためには,自らチャレンジすると声をあげなければできません。

若いうちは,「~をしてみなさい」と新しい仕事が回ってくることもありますが,経験を重ねだすと,自分からアクションを起こさなくては,新しい仕事は回ってきにくくなります。

ぜひ,経験を重ねだした教師であっても,前向きに,自らの資質の向上をめざして,新しい仕事にチャレンジする姿勢をもっていたいものです。

新しい仕事に就いたら,始めのうちはもちろん大変なことも多く,学校にも迷惑をかける部分があるかもしれません。

だから「このままではいかん。早く仕事を覚えなくては」と,努力を重ねるでしょう。

ある程度経験を重ねた教師がそうやって謙虚に仕事に取り組む姿は,必ず周囲の人々にもいい影響を与えます。理解してもらえます。

ちなみに私は,

前任校では体育一本でした。

若く元気な先生ということで,まさしく「体育専門」っぽい先生だったと思います。

現在,小さな学校に赴任したこともあり,多くの校務を経験させてもらっています。

教務・研修・情報・児童会・体育・スポーツ少年団…

どれも始めは大変です。でも,おかげでいい勉強をさせてもらっています。

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「どうして勉強しないといけないの?」「いい質問だ。」

2010-02-04 18:52:39 | 学級生活の攻略法
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前回の記事「脳が成長するんだよ。」の話を,さっそく今朝私もクラスの子たちに話してみました。

「シナプスが増えたり大きくなったりするんだよ。」

子どもたちは興味津々でした。かわいいものです。

国語の授業,漢字の復習をする場面で,

「いでよ!シナプス!」

と叫んでる男の子もいました(笑)

体育では跳び箱をしています。

初めてヘッドスプリングができるようになった子が,

「先生,ぼくの脳に新しいシナプスができたかな。ほら,ヘッドスプリングの。」

「うん,できてるできてる!ちょっと,頭見せてごらん。うわぁ~こりゃすごい!」

さて。

「どうして勉強しないといけないの??」という子どもの素朴な質問。

先生方に聞いて回った回答の中に,もう一つ好きなものがありました。

私的にも,なかなか納得のいくものでした。

将来のために準備をしているんだよ!

自分の将来を想像させる方法です。

「きみたちは大きくなるにつれて,必ず『~になりたいな』『~に挑戦してみたいな』という思いが出てくるものです。」

夢を語るように,大きく構えて,わくわくした表情で語りたい話です。

「『警察官になりたいな』『プロ野球選手になりたいな』『看護士さんになりたいな』『宇宙飛行士になりたいな』『ヨットで世界一周してみたいな』『世界中の子どもたちのために学校をつくってあげたいな』 それは,あなただけの目標です。」

「先生もそうでした。中学生のときは… 大学生になると… 今では…」

そんな自分の体験談をしてあげると,子どもたちはうれしそうになります。

「もし,今はそういうことが何も思い浮かばなくても,これから先に,必ず出てくるものですよ。」

小さな子たちも,これで安心します。

「そのときに,あなたに十分な力が備わっていないと,その目標にチャレンジできなくなっちゃいますよね。」

うんうん,確かにそうだ。

「『~になりたいな』『~に挑戦してみたいな』が,なにかは今は分からないと思います。だから,どんな目標が頭に浮かんだとしても大丈夫なように,今は幅広く勉強しておくといいですよね。」

今している勉強の一つ一つは小さなことかもしれないけど,それが積み重なって大きな力になる,そんな考え方です。

とても前向きで,子どもみんなに関係する話だと思います。

多くの子たちの心に届くのではないでしょうか。

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「どうして勉強しないといけないの?」「そうねぇ…」

2010-02-03 21:08:21 | 学級生活の攻略法
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「って聞かれたら,なんて答えます?」

と,同僚の先生方に質問して回ってみました。

ブログを書くために,私も勉強中です。(笑)

いろいろな回答がありましたが,やはり即答できる先生はいませんでした。

「そうねぇ…」と,少し笑顔を浮かべた後に,みなさんいろいろと教えてくださいました。

あはっ と,思わずこちらも笑顔になったものもありました。

ズバリ「お天道様が見てるからだよ」

うーん,いい感じです。

すべてが許されるというか,優しさに包まれるというか。

「そっかぁ,勉強しよ」と,思う純粋な子との会話を想像して,微笑ましくなります。

「勉強は義務ではない。権利なんだよ。昔は…」

と,熱く語ってくださった先生もいました。

さすがみなさん。学校の先生です。(失礼しました。当り前です。)

さて,それらの中でも,私が好きだったのが

脳が育つんだよ!

という話でした。

これは,ごまかしでも根性論でもなく,説得力があると感じました。

勉強することで,脳が育つ。

円の面積の求め方を考えたり,漢字をいくつも覚えたりすること,その学習内容自体がどうこうという話ではなく,勉強を手段と考えているパターンですね。

脳を育てる,賢くなるための手段として勉強をする。

(勉強した結果,脳が育つといってもいいですね)

難しいものにチャレンジすればするほど,時間をかければかけるほど。意欲的になればなるほど,脳は発達する。

その生理学的な仕組みを,学年段階に合わせてできるだけ具体的に教えてあげるといいでしょうね。

以前はよく「脳にシワが増える」などと言われたものです。(これが本当の話かどうかは,私は知りません… どうなんですかね?)

この話よりも,最近は脳科学の分野の研究も進んでいるので,参考にするといいでしょう。

「勉強すると,脳の中の神経ネットワークが形成されたり,強められたりするんだよ。このネットワークをつなげているのがシナプスというんだ。勉強すると,シナプスの数や面積が増えて,脳の中で情報を伝達する能力が高まっていくんだ。」

「へぇ~そうなんだぁ」「シナプスすげぇ」

「子ども時代に勉強を積み重ねた脳と,そうでない脳は,このシナプスに大きな違いがあるんだよ。きみたちががんばって勉強しているときに,どんどんシナプスが増えていってるんだよ。すごいね!」

励ましていきたいですね。

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