さて,入船山記念館を見学した後は,呉の中央桟橋に戻ります。
海上自衛隊呉基地の海に浮かぶ「艦船巡り」です。船に乗ってですよー。案内と船の運転はJMSDFのワッペンを付けた自衛官!ヤッター
日曜の昼時とあって,乗船客は50人くらいいたでしょうか?ほぼ満席です。人気なんですね~。1,500円のチケットを買って船に乗り込むといよいよ発進
。
僕は2階のいちばん前に陣取り,「特等席」で見る見るですよ。嬉しいーーー。
桟橋を出ると,すぐに艦船が停泊しているエリアにやってきました。護衛艦(戦艦とは呼べない)の迫力は凄い。大砲も装備しており,その射程距離や命中精度がヤバイくらいに凄い
。初日に見た「大和」をはるかにしのぐ性能。見た目は地味ですが…。
分かりやすい案内を聴きながら,護衛艦やヘリ空母や掃海艇や潜水艦を間近で見ることができて,とっても嬉しかったです。動画もバッチリ撮影してきました。
とゆーことで,4日にわたるかきしま海道。軍事の拠点と牡蠣。この二つの主題をベースに呉~倉橋島~江田島~呉と周ってきました。今回も事前のプランニングの段階から実に楽しい時間を過ごすことができました。ヨカッタ
。
Dst 24.3㎞ (4日間の走行170㎞)
さて四日目の今日も早起き。暗いうちから海の写真を撮っておりました。朝食後に江田島の北部を軽く走ったあとは,小用港からフェリーに乗ります。嬉しいなー
。僕は船が好きなのです。乗ってみると2階の客室はかなり広い
船内でおとなしくしていられない僕は,寒風吹きすさぶ外のデッキにかぶりつき。すごい寒かったけど,嬉しくてバンザイ
。流れる景色を撮りまくりました。いろんな船(海自の船やフェリーなど)とすれ違うのがまた嬉しい
。
呉港に近づくと,赤茶色の製鐵所から白い煙がもくもくと吐き出される様子や,停泊中の海自の艦船がたくさん見えてきて,ますます嬉しくなります。
「船で上陸」って感じがまた気分を高揚させます。
桟橋に着いたら下船して,まずは「入船山記念館」へ。かつて海軍の鎮守府の指令長官官舎が残されているのです。金唐紙(きんからがみ)の美しい壁が素晴らしい です。応接間の贅沢な造りも目を引きます。
昔の近代建築の意匠の素晴らしさにいたく感心。設計者の桜井小太郎は,他に三菱銀行本店や丸の内ビルディングをデザインしたそうです。 なるほど名建築だ。
資料館もあり,「軍事都市」呉の歴史も学ぶことができました。横須賀と違って外海に面していない呉は,要塞都市として地形的に優れていたのですね。市の後背には標高839mの野呂山がそびえており,海と山に囲まれていたわけです(今でも)。