最近5年くらいはアフリカの本を読んできました。アフリカには中央政府が国を統治する能力,意欲の無い「失敗国家」と呼ばれる国(或いは中央政府そのもの~とりわけ暴力装置としての軍隊の正統性~をめぐる争いが絶えない国家)が多いのですが,逆に言うとそういう国においてはある意味で政治,乃至は人間の原初的な姿を見ることが出来るのです。
しかしアフリカについては去年ぐらいから,もう大体読んじゃった感が出てきたので,中東にシフトし始めました。いやはや。こちらもかなり面白いです。特にアフガニスタン,パキスタンあたりが。
そんな中,2010年に読んだベストは,井筒俊彦「イスラーム文化~その根底にあるもの」岩波文庫でした。地域に関する本を読んでいくうちに,「そもそもイスラムとは?」ってところに今さらですが1回立ち帰ってみるか,と思って読んだのです。そしたら,これが良かった。
イスラーム研究の第一人者によって書かれた,きわめて分かりやすい概説書ですが,読んでみたら幾度も目からうろこ。ストンストンと頭にどんどん入ってきます。これはいい本だな。きっと何度も読み返すことになると思います。
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