「今を生きる人間の義務」からのつづき
「和僑」(楡周平)は、日本が未だかつて経験したことのない人口減少社会という難題に立ち向かう手法と精神論を説いている。
資産とリスクを分散するための華僑に対し、国家蒼茫の危機であっても国を捨てることなく、国に殉じるであろう日本人の気質から、「和僑」の山崎と時田は、日本国内にあって海外展開できる企業を興すことで、人口減用と地方再生のモデルケースを作ろうと考える。
だからと云って、海外留学や海外勤務を敬遠する傾向にある内向き志向の若者が漫然と真似できるものでは、もちろん、ない。
この案を考えリードするのが、裸一貫アメリカに渡り大成功した時田と、商社マンとして海外勤務を経験した山崎であることを忘れてはならない。
真の「和僑」となるためには、海外文化にも言語にも精通している、もしくは、吸収する努力を怠らない姿勢が必要とされると思われる。
日本の底力を世界に見せるためには、まず日本人自らが日本文化の底力を理解し、それを外国人に説得するだけの語学力が必要であり、海外で十分やってゆける国際人であって初めて、国内にいながら海外と伍して戦えるのかもしれない。
だが、この厳しい条件を楽々とクリアしているにもかかわらず、日本の為に働きたいと考え日本に戻り、更には日本の真ん中の畏きあたりで生きる決意をした女性の報われない20年を思う時、「和僑」が日本を救う日が訪れるのか、不安にかられる。
ハーバードをマグナクムラウデで卒業した雅子さんは、世界の並み居る一流企業から、条約局長を務める父よりも高額の給与を提示され就職を乞われたという。
しかし、「根無し草になりたくない」「日本の為に働きたい」という強い希望をもった雅子さんは、帰国し薄給の公務員の道を選ぶ。
その雅子さんは、さらに新しい道を選び、決意を語っておられる。((1月19日婚約会見より)
『今、私の果たすべき役割というのは、殿下からのお申し出をお受けして、皇室という新しい道で自分を役立てることではないかと、そのように考えましたので、決心したわけですから今、悔いはございません』
この殿下からのお申し出のなかに、「外交官として日本のために働くことも、皇太子妃として日本のために働くことも、日本のために働くという意味で同じではないですか」というお言葉があったと、伝えらている。
しかし、「自身の特性を活かして日本の為に働く、そのために皇室という新しい道で自分を役立てたい」という雅子妃殿下の願いは、木端微塵に打ち砕かれてしまう。
世継ぎの重みは理解しているし、当時として男児誕生が望まれたことも理解している。
しかし、御懐妊に向けた準備と同時に、雅子妃殿下の能力が活かされる御活動が認められておれば、事態は今とは大きく違っていたはずだ。
そして、雅子妃殿下が活躍される姿が国民に示されておれば、その御姿は、楡氏が提示する「和僑」の文化面での体現となり、若者の内向き志向などという傾向も、なかったかもしれない。
日本にいながらにして、海外と伍してやっていくことが出来る一つの答えが、ある。
失った長い時間は日本の損失であり、奪われた時間は雅子妃殿下を苦しめ続けた。
だが、遅過ぎたとはいえ、何か出来るはずだし、まだ間に合うと思いたい。
今年こそ、その想いと願いをこめて、祈っている。
もう一つ、間に合わせねばならない事、次の世代に先送りできない事がある。
「和僑」が懸念する人口減少問題は、2040年、地方自治体の半数が消滅するという可能性を示しているが、その理由は出産可能な20~39歳までの女性が激減することだという。
敬宮様が2040年まさにその年齢となられることから考えると、これは待ったなしの先送りできない問題であることは確かであるし、そもそも大身宝を産む性を軽んじたままで解決できる問題ではない。
『やがて直面することが分かってる問題を先送りすりゃ、解決を困難にするだけだ』
日本の未来のために、間に合って欲しいと痛切に祈っている。
<間に合ったワンコ>
「わが心の ワンコ」でワンコの口内炎について書いた。
一時はどうなるかと思われたワンコだが、口内炎の塗り薬が効果覿面だったようで、みるみる口内炎は小さくなり口臭も消え、おまけに「男前ワンコは歯が命」とばかりに、白い歯が輝いている。
咀嚼力の低下と消化力を助けるために、ササミや野菜の煮汁でフードをペースト状にしていたが、それが歯茎に長くとどまり雑菌となっていたかもしれないと、久々の白い歯を見て気が付いた。
とは云え、食欲が戻ったわけではないし、ペースト状ではない固いフードが食べられるとも思えないことから、今膝上で夜鳴きしている、この夜鳴き同様に、これから食事が大きな難題となってきそうだ。
ともあれ、例の恥ずかしそうな鳴き声と前足で我々にそれと知らせ、再び自力で立ってチッチができるようになったことが、嬉しい。
間に合った、ワンコ
「和僑」(楡周平)は、日本が未だかつて経験したことのない人口減少社会という難題に立ち向かう手法と精神論を説いている。
資産とリスクを分散するための華僑に対し、国家蒼茫の危機であっても国を捨てることなく、国に殉じるであろう日本人の気質から、「和僑」の山崎と時田は、日本国内にあって海外展開できる企業を興すことで、人口減用と地方再生のモデルケースを作ろうと考える。
だからと云って、海外留学や海外勤務を敬遠する傾向にある内向き志向の若者が漫然と真似できるものでは、もちろん、ない。
この案を考えリードするのが、裸一貫アメリカに渡り大成功した時田と、商社マンとして海外勤務を経験した山崎であることを忘れてはならない。
真の「和僑」となるためには、海外文化にも言語にも精通している、もしくは、吸収する努力を怠らない姿勢が必要とされると思われる。
日本の底力を世界に見せるためには、まず日本人自らが日本文化の底力を理解し、それを外国人に説得するだけの語学力が必要であり、海外で十分やってゆける国際人であって初めて、国内にいながら海外と伍して戦えるのかもしれない。
だが、この厳しい条件を楽々とクリアしているにもかかわらず、日本の為に働きたいと考え日本に戻り、更には日本の真ん中の畏きあたりで生きる決意をした女性の報われない20年を思う時、「和僑」が日本を救う日が訪れるのか、不安にかられる。
ハーバードをマグナクムラウデで卒業した雅子さんは、世界の並み居る一流企業から、条約局長を務める父よりも高額の給与を提示され就職を乞われたという。
しかし、「根無し草になりたくない」「日本の為に働きたい」という強い希望をもった雅子さんは、帰国し薄給の公務員の道を選ぶ。
その雅子さんは、さらに新しい道を選び、決意を語っておられる。((1月19日婚約会見より)
『今、私の果たすべき役割というのは、殿下からのお申し出をお受けして、皇室という新しい道で自分を役立てることではないかと、そのように考えましたので、決心したわけですから今、悔いはございません』
この殿下からのお申し出のなかに、「外交官として日本のために働くことも、皇太子妃として日本のために働くことも、日本のために働くという意味で同じではないですか」というお言葉があったと、伝えらている。
しかし、「自身の特性を活かして日本の為に働く、そのために皇室という新しい道で自分を役立てたい」という雅子妃殿下の願いは、木端微塵に打ち砕かれてしまう。
世継ぎの重みは理解しているし、当時として男児誕生が望まれたことも理解している。
しかし、御懐妊に向けた準備と同時に、雅子妃殿下の能力が活かされる御活動が認められておれば、事態は今とは大きく違っていたはずだ。
そして、雅子妃殿下が活躍される姿が国民に示されておれば、その御姿は、楡氏が提示する「和僑」の文化面での体現となり、若者の内向き志向などという傾向も、なかったかもしれない。
日本にいながらにして、海外と伍してやっていくことが出来る一つの答えが、ある。
失った長い時間は日本の損失であり、奪われた時間は雅子妃殿下を苦しめ続けた。
だが、遅過ぎたとはいえ、何か出来るはずだし、まだ間に合うと思いたい。
今年こそ、その想いと願いをこめて、祈っている。
もう一つ、間に合わせねばならない事、次の世代に先送りできない事がある。
「和僑」が懸念する人口減少問題は、2040年、地方自治体の半数が消滅するという可能性を示しているが、その理由は出産可能な20~39歳までの女性が激減することだという。
敬宮様が2040年まさにその年齢となられることから考えると、これは待ったなしの先送りできない問題であることは確かであるし、そもそも大身宝を産む性を軽んじたままで解決できる問題ではない。
『やがて直面することが分かってる問題を先送りすりゃ、解決を困難にするだけだ』
日本の未来のために、間に合って欲しいと痛切に祈っている。
<間に合ったワンコ>
「わが心の ワンコ」でワンコの口内炎について書いた。
一時はどうなるかと思われたワンコだが、口内炎の塗り薬が効果覿面だったようで、みるみる口内炎は小さくなり口臭も消え、おまけに「男前ワンコは歯が命」とばかりに、白い歯が輝いている。
咀嚼力の低下と消化力を助けるために、ササミや野菜の煮汁でフードをペースト状にしていたが、それが歯茎に長くとどまり雑菌となっていたかもしれないと、久々の白い歯を見て気が付いた。
とは云え、食欲が戻ったわけではないし、ペースト状ではない固いフードが食べられるとも思えないことから、今膝上で夜鳴きしている、この夜鳴き同様に、これから食事が大きな難題となってきそうだ。
ともあれ、例の恥ずかしそうな鳴き声と前足で我々にそれと知らせ、再び自力で立ってチッチができるようになったことが、嬉しい。
間に合った、ワンコ