どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

項羽と劉邦

2005年09月12日 | 読書・歴史
今から2200年前の中国の話である。

秦の始皇帝亡き後、楚の項羽・漢の劉邦が繰り広げる国取り物語だ。

専制的な項羽と民主的(正確には客人の意見を取り入れる客主的とでもいおうか)な劉邦。

圧倒的な力を持っていたのは項羽だった。
劉邦はいつも負けていた。しかし戦う時はいつも前線にいた。
部下の意見をよく聞き自ら先頭にたって働く、今の時代であれば理想の上司No1になるであろう。

項羽は勝つたびに敵を皆殺しにした。そして論功行賞では身内以外に冷たかった。楚軍の武将は最後には殺されると思い漢に投降する。彼らを劉邦は古くからの部下と同じように重用した。

「四面楚歌」という言葉がある。

“まわりをすべて敵に囲まれること”かと思っていた。
敵に囲まれていることには違いないが、その敵とは昨日まで味方であった敵である。
その時項羽は最後を覚悟した。

全3巻のこの物語に不思議な感覚をもって引き込まれた。
日本は中国の文明を継承しているからなのか、個人的に中国の古典に興味があるからか、それとも司馬遼の文章がそう思わせるのか。
頭の中に項羽と劉邦の人間像がくっきりと思い浮かぶ。
同時にルーツを思い巡らす。

当時私の祖先はどうしていたのだろう。
私は父と母がいたから生まれてきた。そして父母はそれぞれ父母がいたから生まれてきた。そうして祖先をたどるとしよう。

仮に20年を1世代とすると110世代昔の話である。
2の110乗の先祖が生活をしていたのだ!エクセルで計算したら数字はでてきたが読めない。1兆×1兆×10億・・・でもちょっとまてよ。当時の人口がそんなにいるわけないな??どう考えたら良いのだろう。

秋の夜長、窓の外ではすずむしが何事もなかったように鳴いている。



項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社

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コメント
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自民大勝

2005年09月12日 | Weblog
あまりにも差がつきすぎて呆然としてしまった。

確かに小泉さんのほうが役者が上であることは周知のことであるがここまで国民の支持を得るとは思わなかった。
当の小泉さんも思っていなかったであろう。

比例東京では圧倒的に多くの票を得た自民党で名簿登録者が足らなくなり、繰上げで1議席が社民党に転がり込むといった珍事もおこった。
岡田さんはじめ野党党首のがっくりきた表情がいたいたしい。
岡田さんに激励のメールを打つとしよう。

今日は昨日までの天気がうそのような秋晴れであった。
朝晩はすずしい。
クールビズもそろそろ終わりにするかな。

明日は盛岡に出張である。
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