
JRに乗るときは“スイカ”を使う。
スイカとはチャージ式プリペイドカードである。
改札に触れるだけで通過できる、タッチアンドゴーが特徴だ。
しかも定期入れなどに入れたままで認識するためとてもスムーズだ
:JR東日本の首都圏エリアで使用できる。
そのスイカで最近買い物もできるようになった。
なにもわざわざスイカで支払わなくてもよいだろうと使っていなかったが、先週大宮駅でぶっかけうどん750円(ここは“かけうどん”がなくすべて高いうどんであったが、場所も良く新しく清潔で立ち食いでなく座って食べられる:席も空いていたので入った)を食べたあとスイカを試してみた。
機械に触れてみたが反応がない。
レジのお姉さんがカードを拝見してよろしいですか?というので渡した。
どうやら私の持っているスイカは古いタイプのもので“買い物”に対応していないようだ。
情報のうとい中年のサラリーマンと化した私は落ち着いて、それは失礼しましたといって現金で支払いをすませた。
駅の窓口で無料交換していただけるとのこと。
善は急げ!とさっそく窓口へ行ったが順番待ちでたくさん並んでいるためその日は断念した。
昨日浜松町の世界貿易センタービルで研修会があった。
早めに駅に着いたためみどりの窓口へ並びカードの交換を待ちわびた。
私の順番である。
“これを新しい買い物のできるやつに交換していただきたいのですが”
とスイカを渡すと、いきなり立ち上がりこちらへどうぞと丁寧に案内してくれた。
後ろに並んでいる人の視線を避け窓口のおじさんについていった。
自動券売機の前であった。
おじさんは私のカードを入れボタンを押して新しいカードがでてくるまで操作してくれた。
なんだ自動券売機でできるのか。
ここでも情報のうとい中年のサラリーマンと化してしまった。
それにしてもあのおじさんは丁寧であった。
普通であれば“あちらの自動券売機で交換できます”とそっけなく言われて終わりである。
その後“東京カフェ”という喫茶店でモーニングを食べた。
少ししてとなりに出張らしい男性が二人座った。
なにげなく会話を聞いていると・・・○○じゃけ???
どこかで聞いたような言葉とイントネーションである。
食事をしながらその会話を聞いていた。
広島かな?山口ではないかな?でもそのへんかな?
想いをめぐらせた。
“故郷のなまり懐かし喫茶店”
である。ほっとしたひと時であった。
食事が終わり支払いだ。さっそく新しいスイカを使った。
今度はうまくいった。