連休初日、すこやかな晴天だった。
いきつけの床屋のラジオから流れるBeatles・・今の季節にピッタリの曲だ。
その後、ツタヤでDVDを借りてきた。
「人生の特等席」2012年米・・主演:クリント・イーストウッド
年老いたメジャーリーガーのスカウトマンの生きざま、娘との絆を描いた感動のヒューマンドラマ。
イーストウッドはなんと82歳・・高倉健と同い年だ。
昨年公開された健さんの「あなたへ」では、その存在感のすさまじさを実感したが
イーストウッドもまったく同じだ。
三國連太郎さんもそうだが、本物の映画人とは死ぬまで俳優なのだろう。
「ツナグ」2012年日本
たった一度だけ死んだ人と会わせてくれる案内人「ツナグ」がとりもつ人間ドラマ。
実際にはあり得ないことなのだろうが・・物語を見届けるうち、
私たちは、どこかで亡くなった方に見守られながら生きている・・そんな気がしてきた。
「最強のふたり」 フランス映画。
人間が生きていけるかどうかは、孤独感から脱出できるかどうか、
損得勘定なしに、寄り添える人がいるかどうか・・それが大事だとこの映画は教えてくれた。
「かぞくのくに」日本と北朝鮮で別れて暮らす家族の物語。
日本では当たり前のことが、北朝鮮ではそうではない。
理不尽なことがありながらも、朝鮮人としての誇りを持ちながら生きていく。
苦しい環境にあればあるほど絆は強くなるのか・・
そんな生易しいものではないのだろうが、彼らの生き様に学ぶべきものを感じた。
困った人がいれば、命をかけて助け合う・・それが、当たり前の社会なんだと教えてくれた。
今日は、特に何にもないような、ありきたりの一日だったが・・
そのありきたりの一日が最高の時間のように思える昨今だ。
<「人生の特等席」official site>
<「ツナグ」official site>
<「最強のふたり」official site>
<「かぞくのくに」official site>