18歳で全盲ろうとなった福島智氏は、とにかく本を読んだ。
点字の本を読むことが、彼の世界を広げ、
人生の意味を考えるきっかけとなった。
「ぼくの命は言葉とともにある」その著作の中で
最も感動した書として紹介されている
五味川純平著「人間の條件」
1943年の満州・・・戦時下という極限状態の中で
鉱山の作業にあたる中国人作業員や中国人捕虜。
人権を無視した日本人管理者の振る舞いと
人間らしさを求める主人公の葛藤が生々しい。
まだ200ページを過ぎたところまでしか読んでいないが
それぞれの立場の人間の心理状態が
迫力をもって描写されている。
人間とは何か!?
いい時は、誰でもいい事を言える。
苦境に立った時、
どのような発言をし、実際に行動に移せるか。
正直、生きるか死ぬかの極限に至った時、
正義を貫く自信は私にはない。
また、その事を責めるつもりもない。
この書はそのような極限状態を疑似体験するかのごとく引き込まれる。
そして戦争と平和について考えを深めることができる。
「光と影」の影の部分を直視し、謙虚に自分と向き合う。
その姿勢はいつの時代でも尊い。
点字の本を読むことが、彼の世界を広げ、
人生の意味を考えるきっかけとなった。
「ぼくの命は言葉とともにある」その著作の中で
最も感動した書として紹介されている
五味川純平著「人間の條件」
1943年の満州・・・戦時下という極限状態の中で
鉱山の作業にあたる中国人作業員や中国人捕虜。
人権を無視した日本人管理者の振る舞いと
人間らしさを求める主人公の葛藤が生々しい。
まだ200ページを過ぎたところまでしか読んでいないが
それぞれの立場の人間の心理状態が
迫力をもって描写されている。
人間とは何か!?
いい時は、誰でもいい事を言える。
苦境に立った時、
どのような発言をし、実際に行動に移せるか。
正直、生きるか死ぬかの極限に至った時、
正義を貫く自信は私にはない。
また、その事を責めるつもりもない。
この書はそのような極限状態を疑似体験するかのごとく引き込まれる。
そして戦争と平和について考えを深めることができる。
「光と影」の影の部分を直視し、謙虚に自分と向き合う。
その姿勢はいつの時代でも尊い。
![]() | 人間の條件〈上〉 (岩波現代文庫) |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |