どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

秀吉と武吉

2016年08月14日 | 読書・歴史
戦国時代、瀬戸内海を治めていた村上水軍。
そのリーダー、村上武吉(たけよし)の物語だ。

戦乱の時代は、誰につくかで命が左右される。
そんな時代に、武吉は最後まで自分自身を見失わなかった。

物語では、
村上や毛利など自らの領地を守ろうとするものと
信長や秀吉のように、勢力を拡大しようとするものが
対比的に描かれている。

そして、全国統一をした秀吉に
海賊禁止令で勢力をそがれた武吉だったが、
結果、秀吉の死後も生き続けた。

突き詰めていくと、人間はみな最後は死ぬ。
良い人生かどうかは、自分自身が納得できるかどうかにある。

成功とか失敗とかの結果だけではなく
どう事にあたるか、どう生きるか
その姿勢が重要だ。

そう思える作品だった。



秀吉と武吉―目を上げれば海 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
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