序章、青年に対する期待とともに
大人に対する批判が書かれていた。
それは、近年、指導的立場にある人でさえ
青少年に迎合したり、おだてたりする風潮が見られる。
と、いうことだ。
私も、まったくその通りだと思った。
この本は、著者 安岡正篤氏が昭和38年に
青年研修会で講義したものをまとめたものだという。
ということは、ここに書かれている矜持(きょうじ)やエールは
50年以上前のものだ。
が、実に今の時代に生きる私たちに大いに響くものだった。
人間にとって大切なものは普遍的なものだと改めて感じた。
人間の本質的要素は道徳性。
付属的要素は知能と技能。
つまり知能や技能はあるに越したことはないが、
道徳性が一番大切だということだ。
その道徳性とは何か・・・
人を愛する、人を助ける、人に報いる、
人に尽くす、真面目である、素直である、
努力をする・・・と具体的に示している。
他にも
貧富について、天才と凡才について、
福祉について、学問・教育について
人生について、人間について・・・
あらゆることの本質について具体的に語っている。
私が一番印象に残ったのは
一燈照隅(いっとうしょうぐう)
おのおのがそれぞれ一燈となって、一隅を照らす。
すなわち、自分が存在するその片隅を照らすことだ。
世界を変える、未来を変える・・などということは
なかなかできるものではない。
そうではなくて、
自分自身とその周りから襟をただす。
そういう人があちこちに存在して
初めて、より良い社会というものが実現するのだ。
人間の軸というものを再認識する書だ。
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大人に対する批判が書かれていた。
それは、近年、指導的立場にある人でさえ
青少年に迎合したり、おだてたりする風潮が見られる。
と、いうことだ。
私も、まったくその通りだと思った。
この本は、著者 安岡正篤氏が昭和38年に
青年研修会で講義したものをまとめたものだという。
ということは、ここに書かれている矜持(きょうじ)やエールは
50年以上前のものだ。
が、実に今の時代に生きる私たちに大いに響くものだった。
人間にとって大切なものは普遍的なものだと改めて感じた。
人間の本質的要素は道徳性。
付属的要素は知能と技能。
つまり知能や技能はあるに越したことはないが、
道徳性が一番大切だということだ。
その道徳性とは何か・・・
人を愛する、人を助ける、人に報いる、
人に尽くす、真面目である、素直である、
努力をする・・・と具体的に示している。
他にも
貧富について、天才と凡才について、
福祉について、学問・教育について
人生について、人間について・・・
あらゆることの本質について具体的に語っている。
私が一番印象に残ったのは
一燈照隅(いっとうしょうぐう)
おのおのがそれぞれ一燈となって、一隅を照らす。
すなわち、自分が存在するその片隅を照らすことだ。
世界を変える、未来を変える・・などということは
なかなかできるものではない。
そうではなくて、
自分自身とその周りから襟をただす。
そういう人があちこちに存在して
初めて、より良い社会というものが実現するのだ。
人間の軸というものを再認識する書だ。
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