救急患者のうち高齢者などで
蘇生拒否の意思表示をしている件数が
年間2000件を超えるそうだ。
先日、NHKラジオのニュースで知った。
車を運転しながら、深く考えさせられた。
生老病死は四苦といわれる。
生きること、老いること、病むこと、死ぬことは、
人間が避けることのできない四つの苦しみ
という仏法の言葉だ。
「わら一本の革命」という本がある。
(1975年:福岡正信著)
作者の福岡氏は自然農法の元祖だ。
前半は自然農法の米や麦、みかんなどの
栽培について書かれているが、
後半は人間自体の生き方にふれている。
形は悪くても、自然に育てられた食物のほうが、
化学肥料や着色料を使って見栄えよくつくられたものよりも
美味しくかつ体によいことはわかっているが、
流通に乗らないため、消費者のもとに届くことはない。
地元の食材で旬のものが、いちばん美味しいのに、
遠方から流通コストと防腐処理をほどこし食物をとりよせる。
すべてを否定するわけではないが、
あまりにもバランスが崩れてしまって、
本物の美味しさを知らずに人々は暮らしている、
と指摘する。
だが、それらを選択するのは、すべて人間なのだ。
最後に彼が言う。
人間は自然の中で生かされているということを忘れてはいけない。
自然の中で生まれ、
自然の恵みである、水や空気や食物をいただき、
そして、誰しも自然の中で死んでいく。
人間も植物や動物と同じ
自然の中の一個の生き物だということだ。
一個の生き物として、死とどう向き合うべきか・・
難しい問題だ。
<蘇生拒否 年間2000件@NHKニュース>
蘇生拒否の意思表示をしている件数が
年間2000件を超えるそうだ。
先日、NHKラジオのニュースで知った。
車を運転しながら、深く考えさせられた。
生老病死は四苦といわれる。
生きること、老いること、病むこと、死ぬことは、
人間が避けることのできない四つの苦しみ
という仏法の言葉だ。
「わら一本の革命」という本がある。
(1975年:福岡正信著)
作者の福岡氏は自然農法の元祖だ。
前半は自然農法の米や麦、みかんなどの
栽培について書かれているが、
後半は人間自体の生き方にふれている。
形は悪くても、自然に育てられた食物のほうが、
化学肥料や着色料を使って見栄えよくつくられたものよりも
美味しくかつ体によいことはわかっているが、
流通に乗らないため、消費者のもとに届くことはない。
地元の食材で旬のものが、いちばん美味しいのに、
遠方から流通コストと防腐処理をほどこし食物をとりよせる。
すべてを否定するわけではないが、
あまりにもバランスが崩れてしまって、
本物の美味しさを知らずに人々は暮らしている、
と指摘する。
だが、それらを選択するのは、すべて人間なのだ。
最後に彼が言う。
人間は自然の中で生かされているということを忘れてはいけない。
自然の中で生まれ、
自然の恵みである、水や空気や食物をいただき、
そして、誰しも自然の中で死んでいく。
人間も植物や動物と同じ
自然の中の一個の生き物だということだ。
一個の生き物として、死とどう向き合うべきか・・
難しい問題だ。
<蘇生拒否 年間2000件@NHKニュース>