どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

思考の整理学

2019年05月14日 | 読書・歴史
コンピューターという飛びぬけて優秀な能力のもち主があらわれた現在、
自分で翔べない人間はコンピューターに仕事をうばわれる。

この文章を見た時、一瞬ハッとした。

なぜならば、この本は今から33年前(1986年)に発行されたものだからだ。

今でこそ、AIだ、シンギュラリティだなどと騒ぎ立て、
コンピューターが現実的に人間を超える(部分的に)・・
という実感があるが・・・

当時、昭和の時代に、実に的確な指摘をしている。

大局的な物の見方というものは、不変なのだろう。

われわれは花を見て、枝葉を見ない。
かりに枝葉は見ても、幹には目を向けない。
まして根のことは考えようともしない。

とかく花という結果のみに目をうばわれて、
根幹に思い及ばない。


一文一文に心が反応した。

何のために学ぶのか?

学ぶとはどういうことか?

考えるとはどういうことか?

帯に、もっと若い時に読んでいれば・・・と書いてあったが、
出会った時が吉日というものだ。

人生に、早い遅いというものはない。

それはまさにこの本のテーマでもある。


思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
筑摩書房
コメント
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