行くに小径に由らず

行くに小径（こみち）に由（よ）らず

何事も小道や裏道を通らず、常に大道を歩く。
正々堂々とした行いをいう。

自民党総裁選に立候補を表明した石破茂氏。
彼の発言は実に腑に落ち、
立ち振る舞いには学ぶべきことが多い。

特に印象に残った発言。

政治で一番大切なのは信頼と共感です。
なぜならば、これからの日本は厳しいことを
国民にお願いしなければならないことが多くなるからです。

確かにその通りだ。

誰が首相になろうが、日本の課題は同じだ。

少子高齢化、年金・医療・介護、
地方の衰退、格差と貧困、
核のゴミとエネルギー問題、尖閣や北方領土等の外交問題。

近々ではコロナ対策や防災対策。

そして膨大な国の借金。

解決が簡単なものは何一つない。

国民一人一人が、今まで当たり前だった生活を我慢し
今まで負担しなくてよかったことを負担しなければ
将来が立ち行かなくなることは自明なのだ。

これらの問題を解決するためには
信頼できるリーダーの下で
国民一人一人が利他の精神を持ちひとつにまとまることが大切だ。

誰のための政治か
どこを見て仕事をしているのか

少なくとも国民の代表である国会議員は
国民の負託にこたえる義務がある。

自民だ民主だ・・と言い争う時代は終わった。
政党や派閥は手段であり目的ではない。
大事なのは何を目指すのかという一人一人の志なのだ。

私たちはそのような人材を代表として選ばなければならない。

今回、誰が総理になろうが、
日本の課題に対し、真摯にそして謙虚に立ち向かうリーダーであって欲しい。