どうしてこんなに楽しいんだろう!

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小津安二郎の生まれた深川

2020年09月13日 | Weblog
小津安二郎(1903-1963.12.12)
山田洋次監督がリスペクトする映画監督ということで私は知った。

以前、伊勢の小津安二郎記念館を訪れたことがあるが、
実は東京は深川の生まれだった。

NHKの「歴史秘話ヒストリア~小津安二郎 日常というドラマ」
を見ていたく感動し、ゆかりの品々を展示している施設を訪れた。



古石場(ふるいしば)文化センター
玄関ホールすぐ左手に展示コーナーはあった。
コロナ禍の対応で連絡先を記入し入場。

たくさんの写真やゆかりの品が展示されていた。

パンプレットの中に、周辺マップというものがあり、
小津ゆかりの場所がプロットされている。

せっかくなので探索することにした。



小津橋~小津家の名をとった橋。
映画で原節子が佇んでいた場所で主婦が雑談をしていた。



富岡八幡宮
参道では骨董市が開かれていた。



旧小津家住居(和倉町)の間近にある深川不動。
小津少年もよく訪れて、きんつばを買っていたようだ。



小津安二郎出生地記念碑
清澄通り沿いにある出生地記念碑。
道を挟んで安二郎が通った明治小学校がある。


10年くらい前になるだろうか、
小津の作品を集中してみた時期がある。

ただ当時はなんとも退屈な印象があった。
あまりにもありきたりな日常の描写がほとんどだったからだ。

だが今になって思うことは、
戦地を経験した小津が
ありきたりな日常というものは当り前ではないという歴史観と
空気のように思える家族も永遠ではない・・
今この瞬間こそが宝なのだ。
というメッセージに思えた。

なんでもないことは流行に従う
重大なことは道徳に従う
芸術のことは自分に従う

~小津安二郎

改めて小津作品を最初から見直してみたくなった。

<小津安二郎 日常というドラマ~歴史秘話ヒストリア@NHK>

<小津安二郎紹介展示コーナー@江東区古石場文化センター>








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