GoTo 東京も対象に、不安だ

10月1日から東京もGoToトラベルキャンペーンの対象になるようだ。

今の状況では旅行に行く人は少ないだろうが、
一定数は動くと思われるので注意が必要だ。

7月22日に何の対策もないままGoToキャンペーンがスタートして
新型コロナの感染が一気に広がった。
（7月22日GoTo開始時点で累計2万7,000人だった国内感染者は
その後1カ月で3万5,000人増加し6万2,000人となった。）
しかも全国に波及。
比例して死者も増えた。

政府はいまだに何の対策もなしのGoToを継続しているので
10月1日以降感染者が増えるのは確実だ。

残念ながら、都民とすればより一層自粛をせざるを得ない。

GoToをあえて今実施するのであれば、
①対象エリアを限定すること。
関東とか関西といった域内のキャンペーンにとどめる。
②キャンペーンで割引の特典を受けたい人は事前にPCR検査を受けて陰性証明をもらうこと。
その費用は当然全額国費で賄う。

最低でもこれくらいのことを実践しないと、
結局は感染が広がり、飲食店などでまた自粛要請を発令せざるを得なくなる。
学校の休校も出てくるだろう。

要は経済・社会へのダメージがGoToによって拡大、つまりマイナス効果だということだ。

そもそもこの施策は感染が収束してから実施するという位置づけのものなので、
それ以前に実施すればマイナスとなるのは当然ではある。

経済活動に対する支援が必要なのは当然だが、社会が混乱する施策は論外だ。

安倍政権のコロナ対策はひどかったが、
残念ながら菅政権でも改善は見込めないようだ。

困ったもんだ。