タイトルが気になって録画した。
NHK特集ドラマ「幸運なひと」
夫のがんをきっかけに、夫婦の関係を再構築していく物語だ。
夫役の生田斗真と妻役の多部未華子。
複雑な心理表現を見事に演じていた。
私はどんどん物語に引き込まれ、途中から涙が止まらなかった。
余命を宣告されたとき、人はどうふるまうのか?
いや、自分はどうふるまうのか?
冷静に想像することはできない。
この物語は原作:吉澤智子氏の実体験に基づいているそうだ。
彼女いわく、がんになったことで、
それまでの人生までもが不幸と思われるのはちがう。
人は皆いつか死ぬ。
その死因が、たまたまがんであっただけなのだ。
黒澤明監督の「生きる」という映画がある。
役所勤めの主人公が、余命宣告がきっかけで
日々懸命に最後まで生きるという物語だ。
命の有限性に気づいたとき、人は生きることに目覚める。
もっと早く目覚めるべきなのだろうが、
現実はそうなのだろう。
私も年を重ねてから、
一日一日の重みが感じられるようになった。
そういう意味では「幸運なひと」なのだろう。
いいドラマだった。
<幸運なひと NHK>
NHK特集ドラマ「幸運なひと」
夫のがんをきっかけに、夫婦の関係を再構築していく物語だ。
夫役の生田斗真と妻役の多部未華子。
複雑な心理表現を見事に演じていた。
私はどんどん物語に引き込まれ、途中から涙が止まらなかった。
余命を宣告されたとき、人はどうふるまうのか?
いや、自分はどうふるまうのか?
冷静に想像することはできない。
この物語は原作:吉澤智子氏の実体験に基づいているそうだ。
彼女いわく、がんになったことで、
それまでの人生までもが不幸と思われるのはちがう。
人は皆いつか死ぬ。
その死因が、たまたまがんであっただけなのだ。
黒澤明監督の「生きる」という映画がある。
役所勤めの主人公が、余命宣告がきっかけで
日々懸命に最後まで生きるという物語だ。
命の有限性に気づいたとき、人は生きることに目覚める。
もっと早く目覚めるべきなのだろうが、
現実はそうなのだろう。
私も年を重ねてから、
一日一日の重みが感じられるようになった。
そういう意味では「幸運なひと」なのだろう。
いいドラマだった。
<幸運なひと NHK>