まげもゆえない力士が・・

名古屋場所13日目。
新入幕の伯桜鵬（はくおうほう）19歳が
錦木（にしきぎ）を破って10勝目。
優勝争いに残った。

伯王鵬は、まだ髪が伸びていないので、まげがゆえない。
整髪料でかためオールバックで試合に挑む。

立ち合いの勢い、さらに土俵際のねばり・・

彼は見るものをひきつけるものを持っている。

本日一番の名勝負だった。


TV解説者は自分の部屋の力士だからといって特別視はできないが、
宮城野親方（白鵬）も内心は喜んでいるだろう。

人を感動させるのは、小手先の演技ではなく、
素の懸命さだと改めて感じた。


結果がどうあれ、正々堂々と正面から立ち向かう。

そんな日々を、自分の人生では送りたい。


＜伯王鵬が錦木やぶって10勝目＞