Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

そうだ 京都、行こう は…行きました

2010-11-27 19:08:40 | ゆるゆる旅日記
『 そうだ 京都、行こう 』は
ご存じのJRのキャッチコピーである
そしてまた『「寒い」「暑い」だけで
       私の1年が終わるなんて、
       ジョーダンではありません。』と駅舎のポスターが追い打ちをかけるのです
よぉ~し ならば秋の京都へ行きましょう! と連休に出掛けてみました

東寺(とうじ) = 天長2年(825)弘法大師によって着工された講堂には 大日如来を中心とした二十一躯の立体曼陀羅(密厳浄土の世界)があります
帝釈天 不動明王 梵天(国宝です) が趣きがありましたナァ
おりしも縁日が開かれていて境内の一角はごった返していたのですよ

京都御所 = 今回の目的が 京都御所なのです
特別公開には事前の申し込みが必要であり 手続きがやや煩雑でありまた抽選により拝観が可能となります 
そこでツアーを“利用”したと言うか“便乗”したと言うか 旅行社の手配で簡単に行くことができました
794年(延歴13年)桓武天皇が遷都された平安京の大内裏の中ほどに天皇のお住まいである内裏(皇居)があったそうです
現在の京都御所は 土御門東洞院殿といわれた里内裏ひとつであり 光厳天皇が1331年(元弘元年)即位されて以後 明治の初めまでの永きにわたり皇居とされたものである
京都御所では 紫宸殿 清涼殿 などの平安時代の寝殿造りから 御学問所 御常御殿 などの室町時代の書院造りへと移り変わる建物の建築様式の変遷を見ることが出来 またまさしく源氏物語などの王朝文学の世界を偲ぶことが出来るのでした
なかでも紫宸殿は 即位礼などの重要な儀式を執り行うもっとも格式の高い正殿であるとされる 大正天皇・昭和天皇の即位礼もここでおこなわれたそうである
中央に天皇の御座「高御座」その東に皇后の御座「御帳台」が置かれている 今上陛下の即位礼の際には 東京の宮殿に運ばれて使用されたそうである ウーム
御車寄 諸大夫の間 新御車寄 紫宸殿 清涼殿 小御所 御池庭 蹴鞠の庭 御学問所 御常御殿 御内庭 と宣秋門から入り清所門に出る道順に沿ってゾロゾロ廻るのです
築地塀で囲まれた京都御所の面積はナント約11万㎡だそうな
すっきりと晴れた青空と黄色いイチョウの樹のコントラストが絵になります
ところで 言ってみれば個人の邸宅なのだが その権勢は凄いものがありますなぁ 不敬な発言かしら

大仙院 = 大徳寺北派本庵大仙院は 室町時代の代表的な枯山水庭園及び方丈建築を有した禅寺である 三世古渓和尚は千利休の首を加茂の河原持ち帰ったことで 七世沢庵和尚は宮本武蔵との関係で有名であろう
ここで昼食は 精進料理でした

泉涌寺(せんにゅうじ) = 東山三十六峰の一嶺 月輪山の麓に位置する静かな寺です
霊明殿には天智天皇以来の御位牌が奉祀されており 皇室との縁が深いそうな
またなぜかありました 唐の玄宗皇帝の妃として また絶世の美女として知られる楊貴妃観音像は重要文化財である

総本山智積院(そうほんざんちしゃくいん) = 真言宗智山派の総本山で 成田山新勝寺 川崎大師平間寺 高尾山薬王院などの大本山を擁する
学山として法灯絶えることないそうですがそう言えば若い学僧が境内で多くみられましたなぁ よいお坊さんになってくだされょ
夕焼け空と紅い紅葉がきれいでした
 
 とマァ 京都定期観光バス(京阪バス)の“御所と洛中”のコースを利用し お昼ご飯とガイドつき なおかつ予てから覗いてみたかった京都御所の特別公開を楽しめました
お土産は好物の千枚漬です


どうも 同窓会というものは~

2010-11-23 14:35:42 | のんびり歩いて
いつも決まってこの時期には 平和公園の大通りには イルミネーションが並木の樹木をネオンで彩る
そのせいなのか車の渋滞がいつもよりひどい
市内の富士見町の“ 八雲 ”で大学の県支部の同窓会があり 2年ぶりに出掛けました
支部長は同級生のS君である もう私より年長の卒業生は何人もいない
否がおうにも年齢を自覚させられるのであるから どうもこの同窓会というものは華やかなパーティとはいかないのが苦痛でもある
マァ 同級生と話すのは気が引けないのが楽しみでもあるのだが
同級生の15%以上は他界してしまったが 所謂「 3大死因 」に起因しているものが殆んどなのだ
とうに還暦も過ぎ60歳代後半の身では どうも身に染みる話です
S君は 世間で言う定年を過ぎても こうして働けるのは幸せなことだ と言う
そうかも知れないが ワシはヨレヨレしながらもまだまだ先が見えないのだ
「 生き物は目的のため生きるのではなく、ただ生きることが大事だ 」と 【 ぼのぼの 】の “ ヒグマの大将 ”は言う
しかしながら人はなにかと目的を意識してしまうのでしょうか
ワシには未だその目的さえフレームのなかに見えないのだが …

秋の山口 ゆるゆる歴史散歩です

2010-11-03 07:56:59 | ゆるゆる旅日記
今回は 秋の山口へ の小さな旅日記です
ここのところ腰痛に悩まされておりややシンドイのですが 知友夫妻のお誘いで山口へドライヴの日曜日を
大竹から2時間半 「下関」です
中世から近世へ 近世から近代へ  日本が大きく変わるとき いつもスポットライトを浴びてきた下関  関門海峡  時代を動かす熱いエネルギー それは日に4度も流れを変える急潮がこの地に育んだものでしょうか
日本の歴史が動くとき 舞台はいつもこの海峡なのでした
風景を優しく彩る潮騒と汽笛の音が 和やかな気持になりましたなぁ

火の山公園=山頂からは瀬戸内海 日本海が一望でき さぞかし夜景は10,000$でしょう
眼下には 関門橋 全長が1,068mで海面からの高さは約61m 関門のシンボルです

みもすそ川公園=公園前の海は関門海峡の一番狭まったところ 源平壇ノ浦合戦の古戦場であり 幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡でもある
公園内には 源義経・平清盛の像がありNHK大河ドラマ出演者の滝沢秀明・松坂慶子さんたちの手形が設置されている
また 長州砲のレプリカ5門が海峡を睨んでいるが1/4大だと言う さぞかし巨大なものだったんでしょうと
すぐ近くには 「関門トンネル人道」の入り口があるが ちょうど通行止めになっており腰痛の身には幸いしました よしよし!

赤間神宮=安徳天皇を祭神とし 境内には安徳天皇陵 平家一門の墓 耳なし芳一堂などがある
安徳天皇は2歳で即位 寿永4年3月 長門国壇ノ浦の戦いで平家が滅亡したとき 清盛の妻の二位の尼(安徳の祖母)に抱かれて入水した
 『 お婆さま どこへ行くのです 』あどけない声で聞く安徳に 『 この現世は陛下が生きゆくには少々荒々しい世の中にござい ます あの波の下に 極楽浄土という都があるのです さ  ばばと共にそこへ参りましょう 』 尼は笑って 安徳を抱いて波の中へ消えたそうです
平家物語は 平家一門の最後を万感の哀愁をこめて書き記しているが これが一般的な安徳天皇最後の場面としての“定説”であろうとしましょうか
そして境内の宝物殿には「青葉の笛」が
 『 一の谷の 軍(いくさ)やぶれ
  討たれし平家の 公達あわれ
  暁(あかつき)寒き 須磨の嵐に
  聞えしはこれか 青葉の笛 』 ~  その背景は切なく哀しい

赤間神社に隣接して「日清講和記念館」があります 明治28年(1895年) 料亭春帆楼において日本全権の伊藤博文 そして清国全権の李鴻章や両国の代表11名が出席して講和会議が開催された 当時の会議の部屋が再現されている

長府藩侍屋敷長屋=当時の上級藩士の屋敷の趣をよくとどめている
大化の改新の後 長門国の国府が置かれたことから「長府」と呼ばれるようになったと「日本書紀」が伝える街である
ここは蛍が住むと言う“壇具川”川沿いの武家屋敷のあった路が続く 歳月を重ねたしっとりとした街並みの住宅街 時間がゆっくり過ぎていくような
小道の奥まった民家の裏手には 菅原道真公のゆかりの井戸と伝えられる「御影の井戸」があります この井戸を覗いたものは眼がつぶれるそうな ご用心ですよ 大きな花梨(かりん)の木にはたくさんの実がなっておりました

功山寺=我が国最古の禅寺様式の仏殿は国宝
山門からうっそうとした樹木がよい 葉ずれの音が心地よい
かって何度も訪れた鎌倉のお寺と街めぐりを思い出しました
高杉晋作が挙兵した寺としても知られており 境内の一角には立像があります

乃木神社=明治天皇に殉死した乃木希典を祀る神社です
昨日の敵は 今日の友 と唄った「水師営の会見」の詩碑
 『 旅順開城 約成りて
  敵の将軍 ステッセル
  乃木大将と 会見に
  所はいずこ 水師営
  庭に一本(ひともと) 棗(なつめ)の木
  弾丸あとも いちじるく
  くずれ残れる 民家(みんおく)に
  今ぞ相見る 二将軍 』 ~ 子どもの頃に本でよんだ記憶があります
境内には乃木将軍が育った家が復元されております
そしてまた 君が代 の「さざれ石」が巖となってあるのが印象的であった

忌宮神社=長門の国二の宮で 仲哀天皇が西国平定のおりに豊浦宮を建て7年間滞在した地と言われているそうな
そう言えば「お伊勢さん」20年に一度の大祭 第62回神宮式年遷宮が平成25年と近くなったことを思い出しました

長府庭園=長府毛利藩の家老格であった西運長の屋敷跡 お茶会をしておりました
 
山口の歴史散歩は駆け足で楽しんだ休日 帰りは雨になりましたが秋吉台を経由して 日が落ちて帰宅 腰痛の身でなくても少しばかり疲れましたよ

秋宵 優しい時を

2010-11-01 14:26:15 | のんびり歩いて
コンファランスが予定時刻より早めに終了したのが幸いでした
知友のH氏が 山口県『萩』旅行の帰路に再訪してくれるので 約束の時間に間に合うか否かハラハラしていたのである
H氏とはもう長が~ぃ付き合いになる 初めてお会いしたのがいつであったのか 思い出せない程である 大学の医局にいた当時であることは間違いないのだが 30余年以上の時を得た間柄である その間 研究者としてのH氏からは多くの業績を共にできたし それを持って多くの学会場での口演と併せてその近隣の観光地へも赴くことが出来た
私の人生航路の大半はH氏との“縁”であったろうと
 そこで広島市内の「すし処 翆月」で瀬戸内の魚と地酒を味わってもらいましょうと
お互いに60歳代後半にもなると どちらかと言うとお酒には眼が無い筈の2人も“最盛期?”の半分量で多幸感?である 少しだけ残念なことではあるが優しい時間をじんわりと味わうにはやはり旧知の友が必要なのだと実感
氏は翌日 芸備線で(所謂鉄チャンなのです)三次にあるであろうと言う美味しい蕎麦屋(やはり蕎麦好きなのです)を訪ね その足で山陰に抜けて 足立美術館に立ち寄り横浜へ帰るとのこと イヤハヤ健脚とは言うもののお若いですナァ

11月の 私の本棚 (11月に購入した書籍 DVD CDなど)

2010-11-01 14:18:17 | 私の本棚
虹の橋 Rainbow Bridge  葉 祥明  佼成出版社  97/06/30
期間限定の思想 「おじさん」的思考2  内田 樹  晶文社  02/11/10
男の教養 トンカツ対談  福田和也 石丸元章  KKベストセラーズ  10/11/05
ブルー・ゴールド 青い金脈=水をめぐって巨大企業との死闘が始まる  真保裕一  朝日新聞出版  10/09/30
奪 還 人はどこまで「兵器」になれるのか。  麻生 幾  講談社  10/08/31
体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる  太田成男  サンマーク出版  10/10/15
快老力 人は信念、自信、希望あるかぎり若く  太田典生  イースト・プレス  10/10/25
法然上人の言葉  伊藤唯眞  淡交社  10/11/13
ブッダBuddha  川西 蘭  本願寺出版社  09/12/08
錆びない生き方  南雲吉則  PHP研究所  09/06/05
ユリイカ 11月号 猫  第42巻第13号  青土社  10/11/01
死支度  勝目 梓  講談社  10/10/27
本家ゴーマニズム宣言  小林よしのり  WAC  10/11/19


DVD 俺は、君のためにこそ死ににいく  脚本・石原慎太郎  東映ビデオ
DVD 踊る大捜査線 湾岸署史上最悪の3日間!  監督・本広克行  フジテレビ
DVD 踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!  監督・本広克行  フジテレビ
DVD マルサの女2  監督・伊丹十三  GENEON
DVD マルタイの女  監督・伊丹十三  GENEON
C D  昭和ジャズ大全 幻の名盤・秘蔵盤  コロムビアミュージックエンタテイメント