Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

2017 5月の 私の本棚(5月に購入した書籍・CD・DVDなど)

2017-05-25 06:06:23 | 私の本棚

2017 5月の 私の本棚(5月に購入した書籍・CD・DVDなど)

晴れても雪でも キミコのダンゴ虫的日常  北大路公子  集英社文庫  2017/04/25
本人に訊く<弐> おまたせ激突篇  椎名誠  椎名誠旅する文学館  2017/04/20
犬たちへの詫び状  佐藤愛子  PHP研究所  2017/04/21
ハリネズミの願い  トーン・テレヘン  新潮社  2016/06/30
新しい、美しいペンギン図鑑  テュイ・ド・ロイ  エクスナレッジ  2014/11/26
できる人の「京都」術  柏井壽  朝日新書  2017/04/30
ショートショート・BAR  田丸雅智 
まんが人体の不思議  茨木保  ちくま新書  2017/05/10光文社  2017/05/20
ヨシダ、裸でアフリカをゆく  ヨシダナギ  扶桑社  2016/05/30
セブンティウイザン①  タイム涼介  新潮社  2017/02/15
医者を見たら死神と思え⑦  近藤誠  小学館  2017/05/03


初夏の空に 夢と感動を 岩国

2017-05-20 13:49:05 | のんびり歩いて

世はG.W. 五月晴れだと言うのにウジウジと閉じこもっていては健康に悪いのかなぁ~と近隣でありながら未だ行ったことがない「アメリカ海兵隊 岩国航空基地FRIENDSHIP DAY2017」へ出掛けました
イベントのタイトルは
【 第41回海上自衛隊/米海兵隊岩国航空基地フレンドシップデー2017航空ショー
41th Anniversary JMSDF/MCAS Iwakuni Friendship Day 2017 Air Show 】
が正式な名称です
山口県岩国市の米海兵隊岩国基地で開催される ド迫力のアメリカ海兵隊の航空ショー
今年も海上自衛隊との日米共同開催です この共同開催がポイントでしょうか
広島からのツアーバスでゲート前の駐車場に直行 ゲートでは身分証明書の提示と手荷物検査がありました 軍用基地であるし基地内は外国なのでしょう
いわゆる“基地公開”でエプロンにアメリカ軍・自衛隊の航空機が多数展示されております
通常では入ることができない米軍基地での航空ショーやイベントをたっぷり楽しめました

基地内に入ったら既にShowが始まっており日本国旗と米国国旗を翻してパラシュートで降下してきました 米海兵隊員は直立して国歌が流れている間は敬礼をしております
国旗と国歌に対する思い入れは強いことを眼のあたりにしました

有料観覧席のTICKETEは完売と言うことでしたので飛行展示のプログラムが判らないのですが まぁ立ち見席(ウロウロすること)でした 

なにかと話題になっているアメリカ海兵隊MV-22オスプレイ・レベルⅢの実際に作戦行動に展開する展示飛行は遠くからではよくわかりませんでした

なんと言っても圧巻は航空自衛隊のアクロバットチーム・ブルーインパルスの展示飛行でしたなぁ
初代機体F86-Fは東京オリンピックで五輪の輪を描いて見せてくれたことを鮮明に思いだします
2代目のブルーインパルスは国産のT-2超音速高等練習機を使用しております
青と白にカラーリングされた6機の驚異のパフォーマンスに酔いしれました
とくに記憶に残るものには
ダイヤモンド・テイクオフ = 4機でダイヤモンドの形を造り離陸します
レインフォール = 垂直に降下し5機がそれぞれの方向に開花していきます 美しい!
パーティカルキューピット = 2機のブルーインパルスが正面で垂直上昇を行いハートマークの形を描きます 続いてもう1機がハートマークの中央を抜けて矢を放つという洒落たパフォーマンスです
タッククロス = 2機が背面飛行で進入してぶつかりそうな近距離で交差するスリリングなアクロバットです
 初夏の空に“夢と感動”を描いたShowでした

隣接している岩国錦帯橋空港からはANA(東京便1日5便そして沖縄便1日1便)が運航している 時折滑走路に離発着するANA機が現れるので そうかここは日本だったんだなぁと!
もっとも空港管制は米軍が行っております

初夏の陽射しが強くすっかり日焼けしてしまいました
サンバーンとサンタンを感じたのは久しぶりのことです
皮膚の老化とDNAの損傷がすすんだことでしょうか
もう夏の陽射しなのです 烈日の燃える季節です
これからも人生の燃える季節があるのだろうか 君には若さを無駄にしないようにな!

    

    

    


こころ和む からだ憩う いのち癒す 洛北八瀬の青もみじ

2017-05-03 14:36:59 | ゆるゆる旅日記

“やすらぎ”と“いこい”の郷へ ―

      京都定期観光バス
    【 瑠璃光院と京都洛北 隠れ家レストランでのひととき 】
  京都定期観光バスは京阪バスの運行によるものですが このコースはMaiko Busで運行します 車体に舞妓さんが描かれております
きょうは“やすらぎ”と“いこい”の郷で青もみじを楽しみましょう
行程は 瑠璃光院と黄梅院の2か所をゆるりと廻ります

■瑠璃光院
  京都市左京区の八瀬に 明治の太政大臣三条実美の所縁のお寺があります
平成17年から新緑と紅葉の季節に季節限定で公開されており 正式な名称は「 無量寿山光明寺 京都本坊 」と言う寺院です
叡山電鉄の八瀬比叡山口駅の近く 高瀬川に沿って歩くと瀟洒な山門があります
山門から玄関に続く道沿いの庭は「 山露地の庭 」で石段と苔に覆われた庭です 
十三重の石塔が風情があります
白い壺形の花は 群生している花馬酔木です
八瀬という地域は 古くは「 矢背 」「 癒背 」とも記されたように 壬申の乱で背中に矢傷を負った大海人皇子(後の天武天皇)がこの地の“かま風呂”で傷を癒したと言う伝説で知られた場所です 家人が写真を撮るからかま風呂に横になりなさい と言いますが他の観光客の手前なので躊躇しました 小心者なのですよぉ
更に八瀬と言えば「 八瀬童子 」も有名でしょう
伝教大師最澄が使役した鬼の子孫という伝承などの謎めいた話もあるのですが 南北朝時代に後醍醐天皇が足利軍の攻撃を受けて比叡山に逃れる際に八瀬の郷の住人がその警護にあたったことから その功績で地租課役の永代免除の綸旨を受け 以来 天皇の行幸や葬送の際には輿を担ぐことを仕事としていた人々です
明治天皇や大正天皇が崩御した際の大葬の儀でも八瀬童子が天皇の棺を載せた葱華輦(そうかれん)を担ぎ 昭和天皇の大葬の時には警備上の都合で皇宮護衛官が代行したものの八瀬童子の代表が葬送に参列したそうです こうした伝統や日本古来のしきたりは継承していって欲しいものです
 瑠璃光院には自然を借景として造営された名庭があります
早速 書院二階から「 瑠璃の庭 」を望みます 目の前には青もみじが覆いかぶさるように飛びこんでくるのでした
新緑の楓の光のシャワーを浴びているような気分になりました
瑠璃色に輝く瑠璃光浄土の世界を表した当時の主庭です
数十種の苔の絨毯をぬって一条のせせらぎが流れております
写経が出来ますが写真を撮るのが忙しいので割愛です
茶庵の前には「 臥龍の庭 」があります やはり異なる種類の楓の木々が色づく秋紅葉の季節もよいのだろう
京都通の盟友H氏はこの景観をご存じかしら 教えてあげましょう

  昼食は 京都隠れ家レストランで《スモールポーションランチ(中国料理)》をいただきましょう
瑠璃光院から徒歩のほど近い HOTEL「 エクシブXIV京都 八瀬離宮 」の中国料理のお店「翆 陽」です
メニューは 個々盛りに仕立て中国オードブル
      干し貝柱と湯葉のスープ
      白身魚の上海風チリソース
      香港飲茶三種
      牛肉の煮込み 蒸しパン添え
      紅ずわい蟹の餡かけ炒飯 又は九条ねぎと叉焼のあっさり汁そば
      杏仁豆腐と中国菓子
いずれも美味であり器もまた善し
Portionは料理の部分 分け前 ひと盛り と言った意味合いでしょうが小食になりつつある老人の私ですが質量とも充分に堪能しました デザートは家人に食べてもらいましたよぉ

■大徳寺 黄梅院
 大徳寺は何度か訪れているのですが ここ黄梅院は初めてですなぁ
平成29年度 春期 京都非公開文化財の特別公開中(4月28日~5月7日)でした
黄梅院(おうばいいん)は 京都府京都市北区柴野に在る臨済宗大徳寺派の寺院です
同派大本山大徳寺の搭頭です 
通常は非公開なのですが瑠璃光院のように春と秋に特別公開されるのです
永禄5年(1562年)に当時28歳の織田信長が初めて上洛した際に父信秀の追善供養のために創設し黄梅院と名付けたことに始まります
天正18年(1582年)の本能寺の変により織田信長が急逝して その葬儀が羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)により大徳寺で盛大におこなわれた 
豊臣秀吉は織田信長の搭所として黄梅院を改築したそうです
表門から前庭の苔と新緑の紅葉が穏やかな気持ちを呼んでくれます
早速 お抹茶と羊羹をいただきました
庭園では 千利休62歳の作庭「 直中庭(じきちゅうてい) 」を持ち 美しい苔と新緑が楽しませてくれます さぞかし紅葉の季節もまた素晴らしいでしょう
苔一面の枯山水庭園で 豊臣秀吉の希望による秀吉の軍旗千成瓢箪を象った空池を手前に配し大徳寺二世徹翁和尚が比叡山より持ち帰ったと伝えられる不動三尊石を正面に 左には加藤清正が持ち帰った朝鮮燈篭が据えられております
本堂と唐門は屋根修復工事中のためその全貌を見ることはできませんでした
庫裡も重要文化財であるという 僧侶の住居空間また台所の機能をもつものだと説明があります ただの釜戸ではありません
 織田信長 豊臣秀吉 千利休…と 戦国ゆかりのお寺なのでしょう

  京都 八瀬大原は こころ和む からだ憩う いのち癒す 正しく風雅有情の郷でした
  もう少し時を経たら君にも八瀬逍遥を薦めたいものです