京都先取り紅葉狩り旅(2016/11/05~11/06)
京都と言えば すぐ思いだすのが 渚ゆう子の「 京都慕情 」です
1970年のベンチャーズの作曲・演奏でした
そして1971年 チェリッシュの「 なのにあなたは京都へゆくの 」も流行りましたなぁ
『?京都の町はそれほどいいの…』でしたでしょうか
発想が古いですかねぇ
先週に家人と 京都古文化保存協会との連携企画の一日京都定期観光バスツアーで“秋の特別公開文化財めぐり”の観光に訪れたばかりだと云うのに
唄いましょう『 ?なのにあなたは京都へゆくの~ 』
『ハイ 学会に参加するためなのです!』
11/05(土曜日)
【 第31回日本女性医学学会学術集会
メインテーマ:女性医学の多様性―他領域との連携― 】
会期:平成28年11月5日~6日
会場:ウエスティン都ホテル京都
シンポジウムを聴講して 興味のあった教科書を購入して 約束の時間に盟友H氏と合流です
H氏は親族のお孫さんとの初面会で横浜から京都を訪れたのですが 折角京都まで来たのですから “ 京都の現地視察学会 ”及び“ 野外見学 ”をもしましょう と言うことで同行していただきました
H氏とはつい先月に北海道で遊びましたがねぇ 今回もH氏にお任せです
そして唄いましょう『 ?なのにあなたは京都へゆくの~ 』
まず訪れるのは智積院です ちせきいんではありません ちしゃくいんです
■ 智積院
智積院(ちしゃくいん)は京都市東山区にある真言宗智山派総本山の寺院です
山号を五百佛山(いおぶさん)寺号を根来寺(ねごろじ)といいます
本尊は金剛界大日如来 そして開基は玄宥である
智山派の大本山寺院としては 成田市の成田山新勝寺(成田不動) 川崎市の川崎大師平間寺 八王子市の高尾山薬王院があります
智積院の歴史は複雑に構築されていて 日本史の勉強が疎かだった私には難解なのですが簡潔に云いますと紀州にあった大伝法院と豊臣秀吉が3歳で死去した鶴松のために建てた祥雲寺と言う2つの寺院が関与しているそうです
東大和通りと七条通りの丁字路に面して総門(東福門院の旧殿の門を移築した)が建ち
その先には講堂 大書院 宸殿などが建っている
大書院に面した庭園は国の名勝に指定されております
昼食は楽しみにしておりました名物の雑炊です
たかが“雑炊”と侮るなかれ!
◎ 「わらじや」
東山区七条通本町東入ル西之門町555
075-561-1290
豊臣秀吉がここで昔 わらじを脱いだとか … それが「わらじや」の屋号の由来なのですなぁ
入り口の暖簾の横には大きな草鞋がさがっておりますな
京都七条の三十三間堂の直ぐそばにあるうなぎ雑炊(うぶふすい)の老舗です
創業は寛永元年(1624年)だそうですから400年以上の歴史があるとか
中庭から聴こえる獅子落としの音を聞きながら まずはビールで乾杯ですな
メニューは 「うぶふすいコース」のみです
“うなべ”は鰻の筒切りと丸太切りの焼き葱そして庄内麩と生姜
“うぶふすい”は雑炊に鰻の白焼 餅 椎茸 牛蒡 人参 卵 青味など
木で組んだ鍋台にのせられてグツグツと煮立ったうなべが出てきます
出汁が美味です
うぶふすいはやや薄味ですがあっさりとした味わいでしょうか
薬味の山椒が合いますなぁ
満足です また来たいなぁ
■ 雲龍院
雲龍院(うんりゅういん)は京都市東山区に在る真言宗泉涌寺派の寺院である
泉涌寺別院です
本尊は薬師如来
南北朝時代は北朝の後光巌天皇の勅願により竹巌聖皐を開山として応安5年(1372年)に創建されたそうです
勅願の寺院であり皇室との縁の深さから塔頭同じく泉涌寺山内にありながら別格本山という高い寺格が与えられて今日に至るのです
雲龍院では結構楽しませてくれるパンフレット 〝雲龍院の「へぇ~」ポイント〟が配布されました
この寺院の見どころは庭園ですが 庭を取り囲むかの如く造られた部屋の窓から季節の移ろいを楽しむことができるのですなぁ
「蓮華の間」の“しきしの景色”は蓮華の間の雪見障子の四角いガラス窓から4枚の違った絵を眺めることができます 確かに椿・燈篭・楓・松と夫々が見えるのでした
「悟りの間」の“悟りの窓”は正確な円を描いており禅に於ける悟りの境地を表しております 円は宇宙を表し無にも通じることから悟りの象徴になるのだそうです ウゥ~ム
春にはこの窓から紅梅 ハナカイドウ 石楠花と順番に花々を愛でることができるのです
“迷いの窓”は四角い窓で人生に於ける苦しみを象徴し避けることのできない生老病死 四苦八苦を表しているのだそうです ウゥ~ム
“霊明殿”はその皇族の位牌堂のことで その前には徳川幕府15代将軍の徳川慶喜が寄進したもので下の砂には皇室の十六菊紋が描かれておりますな
“大黒天立像”怒れる神の面影の走り大黒天は胸元にはきりがね細工が施されており目は水晶です 家の方にまで幸福を持って来てくれるそうです
“大石良雄(大石内蔵助)筆の龍淵”などなど
楽しめた寺院参観でした
■ 泉涌寺
泉涌寺(せんにゅうじ)は京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗泉涌寺派総本山の寺院です
本尊は釈迦如来 阿弥陀如来 弥勒如来の三世仏
東山三十六峰の南端にあたる月輪山の山麓に広がる寺域内には鎌倉時代の後堀河天皇 四条天皇 江戸時代の後水尾天皇以下幕末に至る歴代天皇の陸墓があり皇室の菩提寺として“御寺(みてら)泉涌寺”と呼ばれております
■ 東福寺
行程の時間の都合でここは割愛しましょう
東福寺(とうふくじ)は京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派大本山の寺院
本尊は釈迦如来です
さてさて夕暮れとき お楽しみの時間ですな
やはり京都の名物料理の一つ“水炊き”をいただき伏見の銘酒を味わいましょう
たかが“ 水炊き ”と侮るなかれ!
と…目指す店を探してウロウロとやや道に迷つていると“本能寺”がありました
あの本能寺の変の本能寺です
立ち寄りをも考えるも このまま右往左往してはいけないので次回にとっておきましょう
◎ 「水だき鳥料理 本家 鳥初」
京都市中京区河原町通三条上ル一筋目西入ル
075-231-4861
辿り着いたのは京都市中京区河原町通り三条にある創業百二十年余の老舗
水炊きは 鍋に水を張り鶏肉・野菜などの食材を煮込んで調理する日本の所謂鍋料理の一種である
名前の由来は昆布などのわずかな出汁だけで他の調味料を使わずに水から煮立たせる調理法であることから“水炊き”と呼ばれるのですな
日本に於いては奈良時代以降仏教の影響で肉食とくに四つ足の畜肉を食することが禁じられていたのですが安土桃山時代に南蛮との交易によりこれらの国の食習慣が伝えられた
ところでここは京都 名物の“水炊き”の料理をいただきましょう
最初に供されたダシ汁スープの濃厚な美味しさには思わず“ウゥ~ム!”
飲みやすい“玉の光”と言う怪しげな(?)ネーミングの冷酒で2人ともほろ酔い気分に
今宵の宿は 河原町通りにある
ホテルビスタプレミオ京都 です
京都市中京区河原町通六角西入ル松ヶ枝町457
075-256-5888
京の賑わいの中心である河原町夜の行動には便利な立地でしょう とJTBが勧めたところなのですが
酔い心地よく お休みなさい!