Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

2013 6月の 私の本棚

2013-06-27 05:52:46 | 私の本棚

6月の 私の本棚

開高 健 名言辞典 漂えど沈まず  滝田誠一郎  小学館  13/06/03
迷ったら、二つとも買え!  島地勝彦  朝日新書  13/06/30
失敗談  外山滋比古  東京書籍  13/05/14
そば屋幻庵8  かどたひろし  リイド社  2013/06/06
プロの添乗員と行く 中欧 世界遺産と歴史の旅  武村陽子  彩図社  12/10/25
地球の歩き方 中欧  2012~2013年版  ダイヤモンド・ビッグ社  2012/08/10
海外パックツアーをVIP旅行に変える101の秘訣  喜多川リュウ  実業之日本社  13/06/21
パックツアーの達人が教える海外旅行  山田百三郎  南方新社  13/02/20
たった3泊4日で行ける 世界の絶景・秘境ガイド  宝島社  13/06/28
5日間の休みで行けちゃう 絶景・秘境への旅  A-Works  12/12/22
TRANSIT No.21 美しきアルゼンチン  講談社MOOK    13/06/06
イラストで楽しむ 日本の七十二候  アフロ  中経出版  13/04/30
居酒屋のつまみを劇的に旨くする技術  筆吉純一郎  メディアファクトリー新書  12/12/31


北の大地は 雨模様でしたが そのⅡ

2013-06-19 18:10:40 | ゆるゆる旅日記

北の大地は 雨模様でしたが そのⅡ

 朝食を終えた頃には 旭川に在住のA氏から『もうすぐ高速道路を降りて札幌市内に入ります』と携帯電話がある
早速にH氏にもロビーで集合の連絡を
 2年前に勤務先の福利厚生としての北海道旅行の際に A氏を旭川に訪ねて以来である
元気そうだ!休む間もなく同君の車で近隣を案内してくれることになった
生憎 ポツポツと雨模様
道南の支笏湖方面へのドライヴである
山越えをしていくうちに雨足はひどくはならないものの止むことを知らない
ゴールデンウィークは遠くに過ぎたというのに道脇の山裾には未だ残雪がある
これ程に春が遅いのは珍しいそうである
『いつもの気候なら十勝平野の花畑でも散策してもらうつもりでしたが 申し訳ありません』 と頻りに詫びるA氏であるが こればかりは天の采配なのです
 支笏湖湖畔に到着 なんと誰ぁ~れもおりません 
観光客相手の土産物屋や食堂も手持無沙汰のようでジ~ッとこちらを見ている寂しさ 以前に家人と訪れたときの賑わいが嘘のようです
苫小牧へ向かいます
苫小牧は H氏が定年退職後に乞われて嘱託研究員として数年間も勤務した研究施設があるのだが粗通りしてしまいました
JR室蘭本線に沿って走り「白老(しらおい)」の町に
ここで白老の特産である白老牛のステーキを食しました 昼からステーキというのもいかがなものかと思いつつも美味しいので完食です
折角ここまで来たのですから 観光をしましょう 
アイヌ民族博物館に立ち寄ります
アイヌの文化遺産を保存公開するために1965年に白老市街地にあったアイヌ集落をポロト湖畔に移設・復元した野外博物館です アイヌ古式舞踊もみせてくれました
 雨の中 道央自動車道で札幌に帰ります 
雨天のせいで見聞するものは少なかったのですが 男だけ3人で近況やら家族のことやら先々のことを話し合えて これはこれでゆるりとした一日であった
そうなのです 気を使うこともなくゆったりとした時間をもらうことができた雨模様の北の大地なのでした
 ひと休みをしてから 夕刻には「すすき野」へ赴くのです

   

 


北の大地は雨模様でしたが

2013-06-17 05:46:39 | ゆるゆる旅日記

北の大地は 雨模様でしたが

 学会出張と言う名聞で 5月の札幌へ2泊3日の小旅行である
2年程前に 勤務先の福利厚生の一環としての旅行以来の北海道である
今回の小旅行の楽しみには 研究所の嘱託としてかって数年間勤務して札幌を熟知している盟友H氏と札幌で合流しての旅であること
彼は横浜から早い時間に着いていたのだ 
そしてまた旭川にいるA氏との再会の約束があることであった
広島空港からのJAL便は定刻に新千歳空港に着いた 
今まで何度か新千歳空港に降りているのだが いつもは迎えの交通手段が待っていたので気にもしなかったのですが空港からJRでの札幌駅への車窓は新鮮なものに感じたのである
札幌駅にはH氏が待っており 蕎麦好きの2人は計画していた蕎麦屋へ向かうのである
円山公園の近くの『さくら庵』です
黒板張りの外観に まるで表札のように控えめな『さくら庵』の看板
入口から細長いエントランスを抜けると板材の床に生け花が飾られた待合室があり 京都の料亭を思わせる和風の空間美の雰囲気もなかなかよろしいのです
奥行のある木のカウンターは まるで洒落たBar のようです
まずは札幌での再会に乾杯!生ビールが美味しいのでした
蕎麦は“鴨せいろう”です 更級粉と石臼挽き粉をブレンドして打ったと言う独自の配分の更級系の?です 香りもよし
合鴨の炙り具合いも風味も満点です
さすが評判どおりでした 満喫!
「大人の隠れ家にしたい蕎麦屋です」「隠れなくてもよいか~」
夜には北海道の地酒で更に堪能しかったのですが叶いませんでした
 宿泊先のホテルに荷を置いて 学会場へ 今回は会場が4ヵ所に分散してはいるけれどもシャトルバスが便利である 10年後 20年後には混迷から脱却すべく若い参加者が多いことで安心しました
夜にはH氏と「すすき野」で合流の約束なのです

    


いま 夜明けのスキャットなのです

2013-06-09 07:53:55 | のんびり歩いて

いま、夜明けのスキャット なのです

1969年「夜明けのスキャット」(TBSラジオの深夜ラジオ番組「夜のバラード」のOPとして制作された)のレコードは150万枚ものミリオンセラーとなった大ヒットであった
1969年は 私がまだ大学に在学中であり当時の学生生活を思い返すときの バックグランドミュージックでもある
そして 由紀さおり は私と年齢もあまり違わないことを考えると 歌手としてのその息の長さは驚嘆すべきものがある 
1948年生まれ 群馬県桐生市出身の歌手・タレント・女優・ナレーター として多才なのです 姉は歌手の安田祥子 です
 ところで 由紀さおりがアメリカのジャズオーケストラ“ ピンク・マルティーニ ”とコラボレーションしたアルバム『1969』は 昨年は世界20ヵ国で発売され大ヒットとなったのである 
CDが品切れ店頭では入荷待ちの時期があった程である
この大ブレイクは驚きなのであるが起因するものはなんだろうか!
特筆すべきはアルバム『1969』は1曲をのぞき すべて日本語で歌われているのである
ピンク・マルティーニがジャズオーケストラだから『1969』は当然のように“ジャズ”に分類されてはいるのですが アルバムは“歌謡曲”そのものなのです
もちろんピンク・マルティーニ風にアレンジされてはいるものの1969年当時にヒットしていた「ブルー・ライト・ヨコハマ」(石田あゆみ 1969年)などの歌謡曲を歌っているのです
つまり「由紀さおり」が「由紀さおり」そのままで 世界でブレイクしたことである
 ポートランドの古いレコードショップで『夜明けのスキャット』を ジャケットだけを見て衝動的に買い求めたピンク・マルティーニのリーダーであるトーマス・ローダーデールに見出されて「由紀さおり」は一気にグローバルな存在へと駆け上がったということになっているのだ
いわゆるシンデレラストーリーなのです
しかし『1969』の成功の背景には 自力で谷底から這い上がってきた「由紀さおり」の凄味が見えてくるのではないだろうか
確かにシンデレラストーリーに通じる“運”の良さはあったと思われる
それでも“運”を逃がさず掴み取ったのが「由紀さおり」自身であったろうと
 そこで 行って来ました【由紀さおり スプリングコンサート2013】!
『1969』とその後に発売されたアルバム『スマイル』に収録されている曲目を歌い上げた
1969年から一躍《世界の歌姫》と言われるようになったのが頷けます
突然忙しい生活になったのでオフの日もメンテナンスで1日が終わり 耳鼻咽喉科の受診・リンパマッサージ・フェイシャルマッサージ・ネイルサロン・ドレスの仮縫い…すべて仕事にかかわること というエピソードは成程と思われる 
“運”を掴み取ったのです
コンサート会場では新発売のCD「愛だとか」を購入しました
本人から サイン入りの色紙と握手がプレゼントされた春宵でした

    


玄鳥来る

2013-06-01 08:10:00 | のんびり歩いて

玄鳥至る

玄鳥至る(つばめきたる)
海を渡って つばめが南からやってくるのが春の足音である
また去年の巣に戻ってくるだろうかと気にかけたりしたのは つい昨日のこと
冬を東南アジアで過ごしたつばめは 数千キロを超えて日本に渡って来る
人家の軒下などで好んで巣を作り「つばめが巣をかけると その家に幸せが訪れる」と言う伝承もある
親鳥がひらりと巣に帰っては ヒナに餌を与えて またたくまに飛び去る
玄鳥(げんちょう) 乙鳥(つばくら) 天女(つばくらめ)…の呼び名がある
春の楽しい風物詩なのです
 そして 営巣・繁殖・群 の季節は忙しい
泥と枯草を唾液で固めて巣を造るのです
殆どの場合は人工物に造巣し 民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著である これは 天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと考えられている
巣立ち率は決して高くはないが 巣立ちを終えたヒナと親鳥は河川敷や溜池の葦原などに集結して群れをなす 数千羽~数万羽の集団ねぐらを形成すると言う しかしその環境は近年厳しいものがあるのだ
 水稲栽培に於いては穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされ つばめを殺したり巣やヒナに悪戯をすることを習慣的に禁じ 農村地方を中心に大切に扱われてきたのです 「ヒトが住む環境に営巣する」と言う習性から 地方によっては 人の出入りの多い家 商家の参考となり 商売繁盛の印ともなっているのだろう またつばめの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり 巣立って行った後の巣を大切に残しておくことが多いのです
 つばめの舞いが忙しいこの頃 勤務先の近隣の知人が 自営している木工所の作業場でもあるガレージ内の天井に営巣すること知り 作業場から帰宅するときにはガレージのシャッターを閉め切らずに下を30cm程開けておくことにしたのだと言う つばめは通過出来るが天敵のカラスは侵入出来ないのだと言う
まぁ不用心ではあるが 聴いてみたら『なぁ~に 元々鍵はかけておらんよぉ』と
念の為に 手書きの説明書きの立札が置いてあるが 彼の優しさがつばめに伝わるように思う梅雨入りです