Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

2016 1月の 私の本棚(1月に購入した書籍・CD・DVDなど)

2016-01-30 14:22:50 | 私の本棚

2016 1月の 私の本棚(1月に購入した書籍・CD・DVDなど)

この素晴らしき世界!?  中野翠  毎日新聞出版  2015/12/15
村上さんのところ  村上春樹  新潮社  2015/07/24
村上春樹 雑文集  村上春樹  新潮社  2011/01/30
冒険の森へ 傑作小説大全19  孤独せし者  椎名誠  集英社  2015/12/09
冒険の森へ 傑作小説大全 12 法の代行者  大沢在昌 集英社  2015/11/10
日本、遥かなり エルトゥールル号の奇跡と邦人救出の迷走  門田隆将  PHP研究社  2015/12/03
ドクター・ホワイト  樹林伸  KADOKAWA  2015/10/30
死はこわくない  立花隆  文芸春秋  2015/12/10
奇界紀行  佐藤健寿  KADOKAWA  2015/12/25
冒険歌手 珍・世界最悪の旅  峠恵子  山と渓谷社  2015/10/01
そば屋幻庵⑬  かどたひろし  リイド社  2015/12/26
ゴーマニズム宣言 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス  小林よしのり  小学館  2015/12/14
中国嫁日記 ⑤  井上純一  KADOKAWA  2016/01/07
あれよ星屑(4)  山田参助  KADOKAWA  2016/01//05


San Franciscoから来てくれた“日本人”

2016-01-28 15:10:23 | ゆるゆる旅日記

San Francisco から来訪の“日本のお客さま”です

お正月と言っても 昔のようにとくに何か準備するわけでもなく世間が慌ただしいというのでなんとなく気忙しく感じてしまうのです まぁお飾りの注連縄は用意しましょう
昨年の年末年始は 幼少の頃まで日本で育ち現在は米国に在住している広島M市出身の遠戚の兄弟(姉弟)2人が墓参と義父のお見舞いに急遽来訪したので家人は大忙しでした 何年か前になりますが Yosemite を案内してもらいました~
折角ですから今度は広島をご案内しましょう と~

さて“広島観光”と言われて何処がお勧めか?と問われるとなかなか答えがでてこないのが常である
家人が“黄金山”がよいと思うというので展望という意味では宜しかろうと答えるのがせいぜいです
しかしながら幼少の頃は広島に在住していて 渡米してしまった客人に満足してもらうのは難しい
そこで観光タクシーのドライバーに主旨を相談して 日帰り観光を委ねた 
“呉市海事歴史科学館”と“広島平和記念資料館”はどうでしょうかとの提案で なるほどと妙に納得してしまいました
とくに予てから一度は行ってみたかった 大和ミュージアム を訪れることになったのは私的には思わぬ喜びでもありましたが

呉に向かう途中で【 黄金山 】に立ち寄りましょう
黄金山は 広島市南区の南東部に位置する標高221mの山です
東は呉方面 北は安佐南区方面 西は西区方面 南は広島湾と太田川デルタを一望することができます 広島に入る際のランドマークになっているのでしょうか
天気はまずまず晴れ 眺めはよし マツダの工場が近くに見えます
山麓の狭い旧道沿いは原爆投下に際して大部分が山蔭に入り爆風の被害を免れたという

【 呉市海事歴史科学館 】
愛称は 「大和ミュージアム」で正式な名称である呉市海事歴史科学館よりも「大和ミュージアム」愛称の方が一般的に広く知られているようである
この「大和ミュージアム」は明治時代以降の造船の街或いは軍港・鎮守府としての呉市の歴史や基幹となった製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的として 日露戦争・日本海海戦から100年目そして太平洋戦争の終戦から60年目にあたる2005年(平成17年)に開館したそうである
呉市は被爆地の広島に近接しているのにJR呉線ではやや不便なところに位置しているが 現在はトンネルが出来て道路が整備され車では便利になったようである
海上自衛隊と在日アメリカ陸軍の施設が現役で活動しているという安全保障問題をかかえている現場の情勢から 修学旅行生などの“平和学習”の場として活用されているのだそうな
構想或いは建設については“戦争責任”について多々意見があったのであろうが いまや“観光地”としての役割が大きいのかも知れない
実物の兵器や当時の映像フィルムなどの歴史的資料を淡々と展示する形式をとってあり 政治的にニュートラルな立場をとるような姿勢が強いように思われましたが
なお この「大和ミュージアム」に隣接して2007年(平成19年)に 海上自衛隊呉資料館があります これもまた「てつのくじら館」の名称のほうが広く定着しているでしょうか
退役した海上自衛隊の展示用潜水艦旧あきしおの実物なのだそうです 潜望鏡を覘いてみました

展示内容では 実物の10分の1に縮小された「戦艦大和」の模型が眼を惹きました
また映画「男たちの大和/YAMATO」の撮影の際の資料として使われたようです
大和の模型の他にも 戦艦陸奥や重巡洋艦青葉に実際に搭載されていた主砲身 戦艦金剛の英ヴィッカース社から輸入した当時のボイラーなどがあります
零式艦上戦闘機六二型 “人間魚雷”回天10型 特殊潜航艇“海龍”の実物には言葉が詰まりました 特攻隊員の遺書(!)とその録音された肉声を聴いて胸が痛くなりました

【 広島平和記念資料館 】
建築家 丹下健三の設計で 1955年に「広島平和会館原爆記念陳列館」として開館
「原爆資料館」或いは「平和資料館」とも呼ばれることが多い
現在2016年春までの予定で東館を閉館して改修工事をしている その後に2918年春までに本館を改装する予定だと聞く
原爆投下直後に熱線で全身の皮膚を焼けただれさせながら炎の中を彷徨う被爆者の等身大ジオラマ(被爆再現人形)などがよく知られている
「想像力を遮断して 誤った固定観念を作り上げる危険」などの意見もあることから 改修工事に伴い2016年度までに撤去する計画だと言う しかしながら「被爆再現人形は原爆の恐ろしさや悲惨さを後世の人々に理解させるために必要」との声も多いことは事実である
事実を残して伝えることが肝要だと思うのですが
 「外国人に人気の日本の観光スポットは」第1位が安芸の宮島 第2位が平和公園や原爆ドームではなくこの「平和記念資料館」 第3位が松本城 第4位が東京ディズニーシー 第5位が沖縄美ら海水族館 第6位が伏見の稲荷大社であるとする統計がある
そして米国人による評価では この「平和記念資料館」がトップであることはなにを物語るのであろうか

 数年前に義父のお供でSan Franciscoを訪れたときにはヨセミテなどを案内してもらい感動したものでした その答礼をも含めていたのでしたが 幼少の頃に日本で育ちアメリカ国籍をも持つ(二重国籍)2人はなにを感じたのであろうか 気になるところです

ぜひ また来てください 

ところで Yosemiteに また行ってみたいなぁと思っているのですが ……

         

           

 


遥かなり めんそーれ沖縄

2016-01-23 07:39:06 | ゆるゆる旅日記

遥かなり めんそーれー沖縄

アメリカ合衆国に依る沖縄統治は 1945年(昭和20年)のアメリカ軍に依る沖縄占領から 1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に至るまでのアメリカ合衆国に依る統治時代のことである 沖縄ではアメリカ世とも言われているそうな
 はっきりした記憶は薄れてしまっているのですが 1965年~1971年の間に大学在学中にクラブ活動の一環としての夏季合宿で訪れているのです
数度の引越しで記録として残っているものがないのですが 返還前のことですのでビザが必要であったことは間違いがないので まぁ初めての海外旅行(?)であったのかも知れません 同行した者たちと ひめゆりの塔 南部戦跡を巡り胸が痛くなり そして米軍基地のフェェンスに恐怖を感じ 国際通りあたりをMPと日本の警察官が一緒にパトトールしている日常に驚いたものでした
従って強烈な印象があったことは覚えているのですが 悲しいことに具体的なことは記憶にないのです

 広島空港からは直行便で那覇空港までひとっ飛びで お正月休みの気分転換に三が日を出掛けました 東京からの子どもたち家族と那覇で合流です
初日は 琉球王国の栄華の証しを訪ねて【 首里城(しゅりじょう スイグスク) 】へ
那覇市の首里に位置し かっては海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす丘にあった城です
琉球大学の移転に伴い復元されたものだそうです
ここで特筆すべきは ぺりー提督の首里城訪問の記録があったことでしょうか
マシュー・カルブレイス・ペリーの「アメリカ艦隊の中国海域および日本遠征記(1856年)」で知ることができます
日本遠征途上の1853年 琉球に立ち寄ったペリーは王国側に首里城訪問を打診するも拒否される そこでペリーは軍楽隊を先頭に総勢200人以上の武装した水兵を引き連れて強引に入城して開国を促したのだそうな
ハイネによるこの首里城「守礼の門」に於けるペリー一行の絵は有名でありアメリカの博物館には原画が保存されていると言う
首里城正殿だけをみても 琉球建築の粋を集めた色彩と構造であろうと思われます
正殿大龍柱の吽形と正殿大龍柱の阿形は ここに原点があったのかと思ったものでした
琉球王国の息遣いが感じられます
沖縄は琉球王国に還したらどうでしょう

宿は 恩納村にあるOKINAWA SPA RESORT EXES いわゆるリゾートホテルで2連泊です

翌日は【 海洋博公園 沖縄美ら海水族館 】へ
外気温は26℃です 亜熱帯なのでしょうかブーゲンビリアの甘い香りがあたりに漂っております ハイビスカスの黄や紅い色が眼に優しく飛び込んで来ます
海岸に位置しておりますので ぱいかじ(南風)が吹き抜けるのがなんとも心地よい
沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)は 沖縄本島北西部の本部半島備瀬埼近くにある国営沖縄記念公園の海洋博覧会地区にある水族館です
「チュらうみ」とは 沖縄の方言で「清(きよ)ら(しい)海」と言う意味なのです
 この沖縄美ら海水族館では見どころはたくさんありますが何と言っても7,500?の水量を誇る「黒潮の海」大水槽でしょうか 
ここではジンベエザメが長期飼育記録世界一を更新中なのだそうです
また世界初の繁殖に成功したマンタなどの多くの世界記録が生まれているのだそうです
ジンベエザメの巨大なことに驚きました
数匹が悠々と泳いでいるのは圧巻です 形態の個体は最大10m以上とされているが この水槽の中の数匹はそれを凌ぐものであろうか
ジンベエザメ(甚平鮫 Whale shark)はサメとしても軟骨魚類としても現生最大であり そして現生最大の魚なのです
動きは緩慢なのですがゆったりと泳ぐ様は王者のようです
サメと言っても性格はいたっておとなしく(?)臆病であり人にとっては危険度が低いサメようですが海中で遭遇したらやはり恐怖なのではなかろうか
大水槽のなかには マンタやエイや多種の魚たちがいるのですが ジンベエザメの生態の特徴としてプランクトン(オキアミを含む小型甲殻類やその幼生 頭足類の幼生など)のほか 小魚 海藻などを摂食する 海水と一緒にそれらの生物を口腔内に吸い込み吸い込んだ水の中から微細な生物だけを濾し取り食べるためのくし状の器官を有している濾過摂食をしているのだ

今回の短い小旅行は 家族が一緒にお正月休みをのんびりしたいことが目的でしたが 触れ合った数少ないウチナー(沖縄のひと)たちは 皆気だてのよい穏やかな人たちばかりでしたので気持ちの良い休暇でした
わずかな心残り(?)は 沖縄そばを食すことを忘れたことでしょうか “すば”或いは“うちなーすば”と呼ばれ蕎麦粉は一切使われず小麦粉のみで造られ麺はかん水を加えて打たれると言う
さぁ 明日はハイビスカスの扇情的なまで紅い花を写真に撮って帰りましょう