“愛と 勇気だけが ともだちさ”
今年のお正月は“神戸”で迎えましょう と家族が集まりました
神戸の街には3回ほど訪れております
1977年(昭和52年)7月に 第13回日本新生児学会総会学術講演会(神戸文化ホール)で発表した時 この時は大学病院におりました
そして1990年(平成2年)10月に 第31回日本母性衛生学会学術集会(神戸国際会議場)で発表した時 この時はM研究所の共同研究者の仲間が同行してくれました
2011年(平成23年)11月に 第26回日本女性医学学会学術集会(神戸国際会議場)に参加した時 でした 懐かしい想い出です
今回は神戸らしさに触れたいものだと観光をと北野異人館を訪れてみましょうか
JR新神戸駅に隣接している宿泊先のANAクラウンプラザホテルに荷物を預けて早速坂道を昇り北野町へ歩きます
北野町は“北の傾斜地”と言うのが地名の由来であるといわれるだけあって腰痛持ちにはやや辛い坂道のブラブラ歩きですなぁ 神戸は坂の街なのです
○神戸トリックアート不思議な領事館
神戸トリックアート不思議な領事館は外階段を上がった高台に位置しており異人館街を見下ろすようなロケーションにあります
旧パナマ領事館がトリックアートのテーマ館としてリニューアルしたもので体験型のトリックアートが楽しめると言う摩訶不思議な異人館です
トリックアートとは“だまし絵”のことです
名画をモチーフにしたものや神戸に因んだ“スイーツ”“神戸ビーフ”や“南京町のイベント”のトリックアートもあり芸術性の高いビジュアル壁面が工夫されており遊び感覚で楽しめた異色の異人館でした
○北野天満神社
北野天満神社は学問の神様として親しまれている菅原道真公を祀る由緒ある神社です
治承4年(1180年)平清盛公が京都から神戸に都を移し“福原の都”を造るにあたって禁裡守護 鬼門鎮護の神様として 京都北野天満宮から勧請して祀られた古い歴史をもっています
菅原道真公の思し召しを受けた“御神牛”が崇められている
鯉に水をかけ祈願すると願いが叶うといわれる“水かけ祈願叶い鯉”など
初詣をしましょう 境内までの石階段が急なことから鳥居の前でお参りして失礼!
○風見鶏の館
この館はかって神戸に住んでいた独逸人貿易商ゴットフリート・トーマス氏(G.Thomas)が自邸として建てた建物である
北野・山本地区に現存する異人館のなかでレンガ外壁の建物としては唯一のもので色鮮やかなレンガの色調 石積みの玄関ポーチ など他の異人館と異なった重厚な雰囲気を持っております
また尖塔の上に立たつ風見鶏はよく知られ 今では北野町の象徴として欠かせない存在となっています
風見鶏はその名の通り風向きを知る役目を持っていますが 雄鶏は警戒心が強いことから魔除けの意味や またキリスト教の教勢を発展させる効果があるのだそうです
坂上に在るうろこの家・うろこ美術館まで行きたかったのですが足元がやや危なくなってきたので戻りましょうか
ANAクラウンプラザホテルに着いたら程なく子供たち家族が到着です
半年ぶりの孫とホテルの和食レストランで新年会です
翌日は有無を言わせず(?)子供たちの“レジャー”にお付き合いです
これがまぁ初体験と言うべきか見知らぬ世界を体験でした
○神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール
ハーバーランドに在るステージやジオラマなどTVアニメ《 それいけ!アンパンマン 》の世界が広がる人気の体験型ミュージアムです
やなせたかし劇場ではアンパンマンが登場する劇場で孫も親も小躍りして観賞 孫はアンパンマンのテーマソングに合わせて踊っているようです
後ろで眺める老人( 私のことです )&家人は静かに彼らの幸せ感の後ろ姿に満足 贅沢な時間でした
帰りにはモールのジャムおじさんのパン工場でアンパンマンフードを買っていたようです
“ アンパンマンのマーチ ”
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
何のために 生まれて
何をして 生きるのか
答えられないなんて
そんなのはいやだ
子供向けのキャラクターとして大人気のアンパンマンです
しかし アンパンマンの生みの親であるやなせたかし(1919年-2013年)が自ら作詞したテーマソングには子供向けとは思えない 深く 哲学的なメッセージがちりばめられているようです
午後の新幹線で右と左に帰路につきます 短い小旅行でしたが
どこまでも続くのが旅というものだ
そして長すぎる物語などないのだ