山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

骨を検査

2012年09月14日 16時34分03秒 | Weblog

 

世話になる病院では手始めに転移がないか骨検査をするという。病院にはそのマシンがないので紹介状を携えて相模原にある国立病院で検査をすることとなった。相模原は広く、国立病院は小田急線の相模原からバスだった。検査の時間を含めれば一日がかり。建物は古いが、検査棟には検査機械がずらっと並ぶ。ガンは初期の初めと言われているが、念には念というのが病院の方針で、国立病院から大枚と引換えに検査結果CDを持ち帰ることに。オペラチケット相当額だが、国の負担を考えると舶来歌劇場の引越し公演並みの料金。差額は社会保障費だから、病気になりたくない。帰りは病院前からJR相模原行のバスに時間があったから、雑踏の町田を避けられるこちらにした。途中相模原の有名ゴルフ場が見えて気がみなぎるも、更に在米の友人がガン治療の入院逝去の北里病院を見て、時の流れを感じた。思い起こせば亡くなった指宿同伴オペラオヤジは病院嫌いだった。指宿の滞在中に目眩が止らず、地元国立病院に行った。MRIが古く、病院から、帰京して最新のMRI再検査と言われながら、そのまま帰らぬ人となった。既に肺がんが脳に転移していて、病院のマシンの新旧どころの話ではなかった。

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