甥をホテルまで迎えに行って、新幹線で越後湯沢まで見送った。在来線金沢までの特急はくたかの発車で手を振って、一度駅の外に出た。東京駅までで見送って、事務所に行こうと思ってもってもってきた書類カバンが邪魔だ。日帰り温泉もつまらぬし、温泉宿も空いてそうだし・・・・越後湯沢まで来たのだから金沢まで同行すればと・・・・思い悩みながら、東京駅に引き返した。越後湯沢の駅前の花壇を見ながら、そういえば、今年は近くの小学校の彼岸花以外は見ていない。都心飯野のどこかで金木犀の香りがした。昼飯は今半のすき焼弁当でなく、写真に見えるへぎ蕎麦でもよかったか。明日は遠征散歩でもしてみようか。
日が変わった。先程までの台風が嘘のように夜空に満月が浮かぶ。本来ならすすきとお団子のお供えをせねばならないところだった。いや、昔の職場の元社員のゴルフコンペ前夜祭のはずだった。いやに早く、月曜のゴルフを前週金曜日朝に催行中止の連絡が入って???と首を傾げ、駅まで切符のキャンセルで出かけた。予報を見ても、台風にはぶつからないはずだが、誰かうるさいことを云ったか、老齢からの心配性からか。コンペの蓼科に行ったら、空気もよく、最高のゴルフ日和だったはずだが。金沢の甥がホテルで臥せていると聞いて、明日は早くから介護帰省の手伝いになった。ゴルフに行かないから、世話できる。いずれ帰郷すれば、世話になる身の上でもある。そういえば同郷の大学のクラブ先輩との酒席を思い出した。若山牧水の「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」、今日暇を見てメ-ルしよう。