先日、東京都の画像広報が投函されていた。ここには、安部内閣と違い固有の領土とある。日露交渉は経済問題だけで、領土は語られずとの推測報道もある。▼対露関係はペリ－黒船以前に開港を迫られたところから、今は千島列島、樺太の領土問題が続く▼ロシアの東方進出は、韃靼、タタ－ルの遠方追放の歴史の話もあるが、領土の獲得の執念が本筋か。米国にアラスカ売却は島でなく氷の塊と思ったか▼戦争は1.日露戦争、2.シベリア出兵、3.ノモンハン紛争、4.第二次大戦と戦争は４つ。正面からの戦いは、１と３番目。相手の弱みへのつけ込みは２と４と思う。▼サンフランシスコ講和前後から４島、２島の交渉・解釈あれど、政府は固有領土４島と言ってきた。▼対露平和条約前のめりには、目前の朝鮮半島南北一体化だろうか。中国地続き朝鮮が地勢学上で、半島は中国に引き込まれる。一帯一路で釜山から欧州まで弾丸鉄道がつながれば、ロジスティックが欧州まで２日程度で欧州、そして沿線諸国ともの交易上のメリットは大きい。▼近い将来、今の日本外交では東アジアの孤児になりかねないという面も考えられる。▼とはいえ領土を経済の取引に譲歩するのは、納得できない。▼遡れば、北方４島は明治のつけというべきか。▼明治天皇が戦争反対だったいうことが、明らかになってきた明治１５０年、薩長のデマゴギ－歴史は一枚一枚剥がれていく。
