二〇二三年六月四日(日)。
朝食(午前八時)。朝の風邪薬投与。1ミリリットルのミルクで溶かしてシリンジで口から与える。その後、ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)三十粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)二十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。さらにシリンジでヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)15グラム摂取。
睡眠。大変よく寝る。
遅めの昼食(午後三時)。ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)二十五粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)二十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。さらにシリンジでヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)10グラム摂取。
無理のカリカリへ移行させるのもどうか、といって流動食ばかりでもいけない、と悩んでしまう。ともあれ遊びの時間は思いのほか走り回る。それが救いに思える。
見ていると三日ほど前から顔の輪郭がはっきりしてきたのは確か。体重も昨夜800グラムを越えた。成長期なのだろう。一方、予定していた一回目のワクチン接種は風邪らしき変調を見せたため延期。食事の摂取量が一定量以上に伸びないのも気にかかる。
睡眠。これまたとてもよく寝る。
遅い夕食(午後八時)。ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)二十五粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)二十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。さらにシリンジでヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)10グラム摂取。
夕食後、玩具を追いかけさせるといつものようによく走る。遊ばせる飼い主の側も疲れるくらいだが、飼い主の疲れは多分ふだんの運動不足が原因なのだろう。
体重測定。850グラム。昨日より40グラム増。
活発に動くようになるに連れ、いつ水分摂取しているのかとんとわからなくなってきた。しかしトイレはしっかりしている。シートを取り換える回数が増えた。猫砂の代わりにいらなくなった新聞紙のみじん切りをさらにたくさん用意しておく。猫砂ならぬ新聞紙のみじん切りは猫が前足で掻き集める時の音の歯切れがよく、タマもすっかり馴染んでいる。
And the Raven,never flitting,still is sitting,still is sitting
On the pallid bust of Pallas just above my chamber door,
And his eyes have all the seeming of a demon’s that is dreaming,
And the lamp-light o’er him streaming throws his shadow on the floor,
And my soul from out that shadow that lies floating on the floor
Shall be lifted—nevermore!
「そして鴉は決して羽ばたかず、尚もうずくまる、《尚も》うずくまる、
私の部屋の戸の真上の、色蒼ざめたパラスの像のその上に。
そしてその両眼は夢みつつある魔神の姿をさながらに、
そしてランプの灯は流れるように床(ゆか)の上にこの鳥の影を落す。
そして床の上に漂いつつ横たわるその影から、私の魂の遂に
逃れ出ることはーーー最早ない!」(ポオ「鴉」『詩と詩論・P.160』創元推理文庫 一九七九年)