二〇二三年六月十日(土)。
朝食(午前八時三十分)。朝の風邪薬投与。1ミリリットルのミルクで溶かしてシリンジで口から与える。その後、ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)三十粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)三十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。
昼食(午後一時)。ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)三十粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)三十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。
遊びの時間。
玩具を使ってぐるぐる走らせていたら勢いよくトイレに飛び込む。飼い主の目を見て「きゃあ、きゃあ」と鳴き声を上げる。何が言いたいのかわからないので飼い主もタマの目を覗き込む。その瞬間、急にかしこまった姿勢になり固まったかと思うと大便を出した。どうして「きゃあ」なのだろう。
トイレの始末をしていると勝手に走り出すが、今度はなるほどフットワークが軽そうだ。ここ三、四日の様子を見ているとほとんどきまって夕方頃から夜更けにかけて元気が出てくるらしい。
夕食(午後七時)。ヒルズの流動食(回復期ケア・チキン・a/d)5グラムにニュートロの室内猫用キトンチキン(生後12ヶ月まで)三十粒とヒルズのカリカリ(キトン12ヶ月まで まぐろ)三十粒を混ぜたものを餌皿で摂取。
昼寝の場所は気分次第で毎日のようにころころ変わる。けれども夜になって精一杯遊んだあとは自分でバスケットの中へ入って寝る習慣が付いてきたように思う。
体重測定。970グラム。昨日より10グラム増。
なぜかお米をカップで軽量している気分がしなくもない。
For the moon never beams without bringing me dreams
Of the beautiful Annabel Lee,
And the stars never rise but I see the bright eyes
Of the beautiful Annabel Lee,
And so,all the night-tide,I lie down by the side
Of my darling,my darling,my life and my bride
In the sepulchre there by the sea―
In her tomb by the side of the sea.
「なぜならば月の光はかならず私にもたらしてくれる、
かの美しいアナベル・リイの夢を。
そして満天の星ののぼる時、私はかならず見る、
かの美しいアナベル・リイのきらめく眼を。
このように、夜もすがら、私は憩う、その傍らに、
わが愛するーーーあが愛するーーーわが命、わが花嫁の、
海のほとりの彼女の墓に、
鳴りひびく海のほとりの、その墓に」(ポオ「アナベル・リイ」『詩と詩論・P.198』創元推理文庫 一九七九年)