二〇二四年六月二十三日(日)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)その他の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)その他の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)その他の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)その他の混合適量。
雨の午後ソファで横になり体を休める飼い主。
不眠に悩む身ゆえ三十分ばかり眠れそうかもと期待していたところ、たたたとリズミカルなタマの足音が近づいてくる。
いきなり飼い主の足の甲をかぷっ。
な!?
甘噛みと言っても二代目タマの甘噛みはそれほど甘くない。半分は明らかに噛んでる。
遊んでほしいと言われてもね、睡眠は取れる時に取っておかないとと思っている間もなく再びかぷっ!
あ~わかったから噛むのやめようタマさん。
そんなわけで二十分ばかり遊んでやった。
見ていて思い出した。
今のジャンプ力ならキッチンから本棚の上まで軽く飛び移れるはず。
初代タマはそうして気が向くと本棚で横になっていた。天井が近く二方が壁際で安心安全。
ところが二代目は本棚にはまるで関心がない。気が向くと二階へどたばた昇っていって雄叫びを上げるとすぐどたばたと一階へ降りてきて涼しげな廊下でごろん。外敵から身を守る避難場所とかあまり考えていないように見える。
警戒心より好奇心が上回っているのかお客があるとドアノブを勝手に開けて玄関マット近くまでにじり寄りいらっしゃいませの姿勢。
でも中には猫アレルギーの人もいるんだから気安くしすぎちゃだめだよ。
飼い主が目を覚ますとぬいぐるみがいつも違うところに置いてあるのは相変わらず。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。エーメン・デューンズ。まだ見ぬ内面の深淵を惑溺して止まないクラゲのような「メリハリのなさ」や「美学の欠如」が顕著。ゆえに地球表面を覆い尽くす「(暴力的な)規律と(不可視の)管理と」に押し貫かれ疲れ果ててばかりのリスナーにとって、デジタル警察社会の中では多分にオルタナティヴな音楽として心地よく作用する。かといってありふれた「どんみり感」はなくむしろポップ。