二〇二五年一月十三日(月)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
「おすすめの商品」だけどさ飼い主。
どうした?
味噌カップのカップが出てる。
うん、出てるね。
でもタマが好きなのは保存用のカップじゃなくて廉価で売ってるもっと薄っぺらい味噌カップの蓋なんだけど。
そうだったね。長方形の薄いやつだったかな。
でも「おすすめ」に載ってるのは丸くて分厚い保存用のプラスチックの蓋だよ。
詰め替えて冷蔵庫で保存しておく人も多いからだろう。
じゃあタマのおもちゃと違うじゃん。
そりゃタマさん、味噌カップって言っても最初から猫のお気に入りのおもちゃを想定して作ってるわけじゃないんだから仕方ない。また作ってあげるさ。
ほんとだよ。
ああ、ほんとだとも。けど、まだダンボールの上にひとつ乗っかってるよ。長持ちなほうだなあ。
夜中にはたと起きた時にね、そばにお気に入りのおもちゃがあると何だか落ち着くんだ。
とはいえ、よくこんなぼろぼろになるまで振り回しまくったもんだな。ただ単なるプラごみで捨てられるより猫に再利用されるとは思ってもみなかったろう味噌カップの蓋の製作会社としては。
再利用ってさ、お味噌の容器から猫のおもちゃに変わって、猫のおもちゃの後はなんになるの?
受けた光をばらばらに反射させて風に揺れるから例えば木の実をついばみに来る鳥よけとかね。
色々変わっちゃう。じゃあお名前は?
さ~ね~、鳥よけは鳥よけなんじゃないかな。
お名前も変わるんだ。
もっとも最近のカタログ見てると元々は何だったのかわかんない商品で一杯だけどね。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。ドゥーチー。ヒップホップと言ってしまうのは簡単だろう。では困難なのか。そういうことでもまたない。あちこちでヒップホップを見かけるようになると今度はその初期から発展期の頃に何があったのかをともすれば忘れてしまっていることがある。アンビエントが当たり前のようにメジャー化するとそのモドキのほうが一般受けして広く流通するという転倒が起きるように。だからといって転倒してしまったものを再転倒させればいいというわけでもないと思わせてくれる。