二〇二五年一月二十八日(火)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
タマさん、ぬいぐるみで遊ぶときだけど。
いけないなの?
いけないなんて言ってないよ。
じゃあいいんだね。
こらこら勝手に決めつけちゃいけない。遊びはいいんだけちょっと気になることがあるんだ。
やっぱりあるんだ。
タマさん、それタマさんの言ってた「ルーティーン=反抗期」説なのかな。まあそれはそれとしてね、飼い主がぽいっとぬいぐるみを投げるだろ?それを追いかけてタマが走ってく。何回か繰り返すと適度な運動になってタマの健康維持に繋がるし整腸機能のあるフードを使いながらも実際に健康でいられるんだ。今のところは。
うんうん。それからそれから。
ここ二週間ほど見てるとね、タマの動きがサッカーのゴールキーパーの動作に似てきた。
どういうこと?
例えば居間でさ、飼い主が低い床のあたりからソファの上のほうへぽ~いとぬいぐるみを投げると同時にタマ走り出すじゃん。これまではね。
今でもやってるよ。
やってるんだけど。ぬいぐるみを投げようとするとすぐさま飼い主の手前に立ちはだかって両前足を掲げて阻止しようとする癖が付いてきた。
いけないの?
良い悪いじゃなくてね、飼い主のすぐ手前で阻止しちゃったら走らなくて済んじゃうじゃん。それじゃほとんど運動にならない。
そうかなあ。飼い主の腕の動きを見てて思いついたんだ。多分ぬいぐるみ自体が始めの一歩なんじゃなくて飼い主の腕から始まってるんだ。だから飼い主が腕に勢いをつける寸前ですみやかに止めてしまえば後からわざわざ追いかけ回さなくても済むって。効率的でしょ?ところでゴールキーパーって何?
いやいや「効率的」とか「すみやかに」とかって、猫がそんなこと、まあ考えるのかもしんないけどさ。走れるうちはしっかり走っとかないと。健康に走れるうちはちゃん走っとこう。
そんなもんですか。
そうさ。けど一度覚えてしまったゴールキーパーの姿勢ね、どうすりゃいいんだろう。
そりゃ簡単だよ飼い主。考えるまでもない。
どうすんの?
直せばいいんでしょ。タマはもう直し方考えたよ。「火急的すみやか」でなおかつ「超効率的に」。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。ガナーヴィヤ。インドの古典的宗教音楽のように聴こえる。もちろんその土壌として南インドのタミル地方育ち。スピリチュアル系の響きがやや目立つがもっとコンテンポラリーな幅広さを持っているように感じる。目下活躍中のガナーヴィヤは音楽家であり作曲を含め何でもできそうなマルチ・プレイヤーとして有名。多彩な楽器を操り様々な民族音楽に造詣が深いことは結構知られているようだ。幾つか検索して調べてみるとアメリカの大学で演劇と心理学の学位を取得しているらしい。ダンスもヴォーカルもやる。実験音楽精神を体現しているような曲もあるが決して「どや顔」で見せびらかすタイプではない。しかし何といってもコルトレーンへのオマージュに満ちている。