気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

着物メンテナンスのウソホント

2010-01-22 08:41:47 | コスメ・ファッション

 着物は手入れが難しいと言われます。畳むのさえ大変だと。慣れれば何だって大丈夫なのですけど。洋服だってお店のディスプレイの様に畳む方と袖畳みでしまう方もいるでしょう?同じですよ。長襦袢の畳み方、羽織の畳み方、着物自体にも正絹の良い着物は本畳みをするよりも夜着畳みのほうがしわが少なくていいとか。何も一つじゃないのです。私はずっと夜着畳みしか知らなくて何故友人の畳み方は複雑で時間がかかるのだろうと思っていたら、本畳みだったわけです。「ごめんねえ、良い着物しか持ってないから~」と嫌味

 帯の畳み方も「これじゃ駄目だよ」と言った人。それを「それも駄目よ」という人。結局は柄がきちんとして、お太鼓部分にしわが無いように畳めばいいわけで、私のやる五つ畳みを推奨されて、「ほら~これで良いんじゃん!」って。名古屋帯の畳み方の方が面倒。手先と胴部分を綺麗に折り返しておかないと次に着るときにあらぬところに折り皺が出来てしまって大変!ってことになりかねません。時々畳み返すのもいいですね。季節ごとというか、整理整頓するときに畳み方を変えておくといいみたいです。

 半襟も長襦袢に付けたままガンガン洗濯機にいれます。足袋もいれます。汚れが落ちなくて黒ずんでしまったこともないですね。帯上げをベンジンで振り洗いをするとか、帯締めの房を整えるのに蒸気をあてるとか。ないなあ・・・・。ちゃんとしまっているからかな?いや普通に引き出しに並べているだけですけどね。房を間に入れ込むしまい方です。友人は引力に任せてある!と言ってます。ネクタイの様に全部下げてあるんだとか。いいなあ、すぐに選べそうで便利でしょうね。

 着物自体も汚さない。だからまあ畳んでしまう時にブラシをかけるとか、手で確認して汚れ埃を落とすとかはしますけどね。ベンジンやシミ抜きのお世話になったことはないですね。よほどのトラブルは素人が手を出すよりもと、悉皆屋にお願いしてしまった方が安心です。呉服屋でもクリーニング割引の時期があるのでそれを利用するとか。でも本気で汚さないですね。飼い犬に泥んこ足でバウされた時には化学反応で色が変わってしまい、苦心した事はありましたけど。草木染めが泥で色が変わると思わなくてって後で良く考えたら藍泥染なんてありますものね。泥恐るべし。ですけど。従って食事に出かけるときには洗える着物にしてみたり対策はします。醤油をこぼした時や袖に醤油をどっぷり付けた時にも洗えるので安心。

 正絹袷の着物を洗濯機で洗うという事はしませんが、本当にそこまでメンテナンスって大変かしら?と疑問。新しく仕立てるときには加工をしてもらいます。高い着物ほどやってもらっていると安心。

 なじみの呉服屋でも店員さんと話していて普段着みたいな物だからそこまで気を使わないよねえ、と。本や雑誌に書いてあるお手入れの方法は疑問だと思うんですよ。

 草履なんかも良く拭いて乾かしてしまいこむのも除湿剤とか防腐剤とか防虫剤をとか聞きますが、普通に下駄箱に入れておいて何らの問題はないですね。脱いですぐにしまわないというのは当たってます。これは着物関係は全部そう。

 でも、脱いだらすぐにするのは、腰ひもを畳むことと帯を畳むことです。箪笥にはしまわないのですがぬくもりがあるうちに畳むと皺が伸びるのです。腰ひももそうです。次回に使うからとよじれたままにして置く方もいますが、私は面倒でも五角形に畳みこみます。最初は面倒だったのですがやり始めて、次の着付けが楽だと気がついてからは自然に手が動いています。姫も頑張って畳みます。襦袢と着物はハンガーにかけて置くから!と言います。後で片付けるねえ!と叫んでます。正解です。帯も頑張って畳みます。

 先日カビを発見してアルコール除菌のウエットティッシュで拭いたら見事に撃退出来ました。次のシーズンまでにクリーニングに出すつもりで避けてあります。

 着物の収納に必要なのは防虫よりも除湿が大事。今は炭のシートやウコンのシート・風呂敷もあるのでそれを利用するのが良いでしょう。一度買えば半永久的に使えます。

 怖がらないでどんどん着て、着なれれば汚さないし、汚れても切れても悉皆屋に頼んでメンテナンスしてもらいます。裾が痛んだら変える。裏地が黄ばんできたら裏だけを仕立てなおす。色が合わなくなったら染め直す。それでも痛んだら羽織にする。それも無理なら襦袢にする。ってそこまで現代では着古さないでしょうね。布団にまでしたら最高でしょうね。