ほっとかれママ ☆ Ready, steady, smile !

仕事人間の主人にも 大事に育てた息子たちにもほっとかれ。。。それでもめげない元気ママがある日突然、白血病に。

白血病とドラマ

2015-09-11 | 病気
今日で骨髄移植から丸8年です。
毎年この日は病気のことを綴っています。

私は正直こんなに生きられるとは思ってもいませんでした。
病名を告知された時から覚悟していました。

というのも。。。



1971年の「ある愛の歌」
メリル・ストリープの「マイルーム」のDVD
2004年の話題作「世界の中心で愛をさけぶ」で見た白血病のイメージ。

私が発病する少し前に本田美奈子さんや
カンニングの中島さんが亡くなり
多くのメディアで取り上げられ

市川団十郎さんは当時闘病中でしたが
「治療は無間地獄であった。」
という言葉が記憶に残っていました。



そして2007年1月私が発病した当時も
白血病のドラマはいつもかなしい顛末でした。

某テレビ局の24時間テレビの中でも
白血病のドラマがよく取り上げられ
私も闘病中の病室で見ていました。

病気で亡くなった方のご家族は
懸命に病魔と闘ったわが子を
いつまでもみんなの心の中に留めてほしい。

病気でも明るく最後まで生き抜いたことを
多くの人に知ってほしいという願い。

でも、闘病中の私たちには本当に辛い結末でした。

今度こそ最後は治ると希望を持って見ていましたが
悲しいことにドラマはいつも期待を裏切りました。

そんな時代でしたので私は自分が長く生きることなど
ないのだと思い込んでいました。




今日はひまわりが好きだった夏目雅子さんの命日でもあります。



でも、違っていました。
白血病治療は日々進化し続け
治る病気として認知されるようになり
ドラマも少なくなりました。

もし、過去にそういったドラマや映画を見て
悲観している方がいるとしたら
「そうではないのよ」と言いたいです。

患者会もあり元気になっている方はいっぱいいます。



最後に大事なお願いがあります

もし、白血病の方をお見舞いに行くときには

白血球が少ない時期は避けてください。

必ずマスク、手の消毒をしてください。

少しでもセキ、微熱のある人は遠慮してください。

元気づけようと大勢で行かないでください。

一番怖いのは治療中の感染症です。
(私は移植前後は両親、子供たちもシャットアウトしました。
着替えを持ってきてくれる主人ひとりだけです)
 


最後まで読んでいただきありがとうございました。



ドナーさん、ありがとうございます。
今日で8歳になりました!

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マスクにピアス | トップ | 秋の夕べの吹奏楽 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
普段が明るくお元気そうなので (こしあぶら)
2015-09-11 17:09:13
病気の事は、ついつい忘れてしまいそうです。
でも、こうして語られる言葉のひとつひとつに、経験者ならではの重みがあります。
確かに医学の進歩は目覚ましいものがありますね!

私も、一日一日を、いとおしむように暮らしていきたいと思います。
返信する
こしあぶらさんへ (あど)
2015-09-11 22:58:16
こんばんは!
こしあぶらさんや
息子さんの方は被害はなかったですか?

コメントありがとうございます。
年数が経つほどに、辛かった記憶は薄れていきますが、あの時を思い出すことで
何が大切で何が幸せなのか忘れないようにしたいと思っています。

普段はついグチったり不満を言ったりですが、この日くらいはリセットしないとね o(^_-)O
返信する
感謝 (ジュリア)
2015-09-12 06:03:21
あどさん、一つ一つの文章が胸に染みました。
辛い時期を乗り越えてきたからこその言葉だと思います。

私の父は大腸がんで亡くなりましたが
その大腸がんに私もなりました。もう20年近く前のこと、
まだ30代でした。
そんな結果になると思ってなかったので、病院に一人で行った私は
先生からその病名を聞かされ、あとはどうやって家に帰ってきたのか全く覚えていません。


・・・・あ、今 ちょっと大きめの地震が・・・コワイ・・


腫瘍が3センチを超えていて、先生からこれは「進行がんだ」と言われ、本当に覚悟をしました。
毎晩泣いていました。
二男が幼稚園に入る前で、しかも発達障害を持っているので
この子を残してはとてもいけない、と毎日祈っていました。

私が入院している間、二男は言葉が全く出なくなってしまい、
また自傷行為も始まって、お義母さんには本当に迷惑をかけました。

でも、私は今もこうやって生きています。
転移がなかったのは本当に幸運でした。
病院に行くきっかけの出来事も 実は本当に奇跡のような話なんです。

あどさん、私たちは生かされているんですよね。
同じ病で亡くなった人の分まで生きなくてはいけませんね。
愚痴なんて言ってる場合じゃありませんでした。
日々の時間に感謝し、前を向いて生きていかなければ。

あどさん、ありがとうございました。
自分ではわかっているつもりでも、日常の諸々に追われ、時々その大切なことを忘れてしまいます。
あどさんの記事でまた自分を奮い立たせることができました。
私、がんばりますっ!!!



返信する
ジュリアさんへ (あど)
2015-09-12 11:50:57
今朝の地震怖かったでしょうね。
コメントなんか書いている場合ではなかったのに。。。
また、つづきを書いてくださってありがとうございました。

病気仲間の中には辛いことは全部忘れたの。
思い出したくないから。
8年も経ってまだ病気を引きずっているの?
と言われる方もいます。

でも、私は違うんです。
いまだに朝目がさめると「あっ、今日も生きてる」って自分でも驚いている毎日が8年間ず~っと続いているんです。

子供に振り回されている時期ならそんなこと考えている暇もないでしょうが、子育ても卒業した今は自分のことだけですからね。これからもきっとそうだと思います。

ジュリアさんもお子さんがまだ小さいときに大変なご病気をされたのですね。母は強しです。
よくがんばりましたね。

ジュリアさんのブログのタイトルに最初出会った時、
私の心にピンとくる何かがあって
この方は時間の重さを知っていらっしゃる方だなと感じました。

病気は辛いですけど、それで得られた貴重なものもあります。

>自分ではわかっているつもりでも、日常の諸々に追われ、時々その大切なことを忘れてしまいます。

そりゃあ、そうですよ。”にんげんだもの”
日常の生活の中ではきれいごとばかりでは済まされないですものね。

でも、ふとしたことで気づいてまたリセットできる。
それの繰り返し。。。”にんげんだもの”

な~んて最後は相田みつおさんの「パクリ !?」
ではなく「教え」になってしまいましたね(笑)

私もジュリアさんの前向きで活動的、多趣味に感化されています。
ありがとうございました。

さ~って、今日もお天気いいです!
Happy気分でいきましょう♪
返信する

病気」カテゴリの最新記事