どうせなら、ミッドランドスクエアで食事がしたいと思ったのですが
開演までに1時間もなくて、さっと食べられるもの=天丼と思い
ハゲ天に駈け込んだら天丼一杯>3000円

思わず後ずさりして

「時間がないのでサッと出していただける簡単なものありますか。」
とたずねてすぐに出てきたのが「本日の魚料理」でした。
オードブルにメインは平目のムニエル、ホタテのフライ、車エビのクリームコロッケ。
スープが選べて私は季節限定の「桃の冷スープ」。

これで2800円。「キッチン雅木」です。
値段はさほど変わらないけど
なぜかこちらはディナーにしてはリーズナブルに感じてしまう。

「春のめざめ」は思春期の悶々とした苦悩と希望のエネルギッシュな舞台です。
ところが、幕間に主人から「寝てただろ。」の一言。
たしかに場面変化はないし、登場人物も限られ、ミュージカルなので
目が疲れないように耳だけに集中していたつもりだったのですが。。。
エレベーターの中では
「これだけにぎやかな舞台だと眠くならないわね。」のお声が。。。
思わず下を向く私なのでした。

おなかいっぱいで暗闇で心地よい美声を聴く。。。と
今の私には「春のめざめ」どころか「食後の眠気」になってしまったようです。
「ごめんなさい。」
後半は覚醒して「めざめ」ましたよ。

けど2007年の9月11日、私は季節の変化を感じることのない
室温27度に保たれた無菌室からじっとただ空を見て待っていました。
担当医から移植の日は9月11日と聞いたとき
一瞬「エエッ!」って思ったけど
私にとっては世にいう9.11とは違う生涯忘れられない日です。
早朝からドクターが関東へドナーさんの骨髄を受け取りに出発
私のもとに届いたのが午後3時すぎ
4時からその夜10時まで6時間かかって
私の中にドナーさんの骨髄液が落とされました。
骨髄移植は手術ではなく点滴です。
私に骨髄を提供してくださった方
あの後、お体は大丈夫でしたか。
あなたも忘れないためにこの日を選んだのではないかという気がしています。
私はこんなに元気になりました。
本当にありがとうございました。

もう一つ、今日はうれしいことがありました。
同じ病室で翌年の9月11日に移植をしたEちゃんから
元気にしているというメールが来ました。
よかった!

