私100歳なの。

公園や街路樹の下など街にも
彼岸花が咲いています。
昨日はお墓参りに行って来ました。



昔からある和洋食屋さんでのランチは
カウンター席でした。

なかなか注文を取りに来ないので
お隣でひとり牛ステーキ膳を
食べていらっしゃる方が
「遅いわね。
忘れていらっしゃるんじゃないのかしら？」
と心配してくださり
そこからおしゃべりがはじまりました

「近くに住んでいて
ここにはずっとお昼を食べにくるの。
お肉が大好きだから
この料理は私用に作ってもらっているものなの。
私100歳だから、少な目にね」って
見ると確かにステーキにお惣菜やらサラダが
いいバランスで付いています。

「お肉食べなきゃダメよ。力でないから。
それとおしゃべりよ。」

お話を聞くとお一人暮らしのようでしたが
朝夕1時間ずつの散歩(雨の日は駐車場)
3食きちんと食べ(昼食は馴染みのお店で)
ベッドは万年床で嫌だから寝床は敷く。
(布団の上げ下ろしも自分でするとのこと)

それから趣味の話とかお出かけの話やら。。。
驚くような元気な生活ぶり

「今日は楽しくおしゃべりできたから
残さずいただけたわ。お先に失礼します。」って
しっかりと歩いて帰っていかれました

カウンターの隅でちょこんと座っていらした小柄な方
なんとも不思議な100歳のご婦人に
パワーをもらい
帰られた後も 幻 を見たような気分。。。

お茶目な横顔が
亡くなった私のおばあちゃんになんとなく似てる。。。

お彼岸だけにこの出会いは
ひょっとして秋バテしている私に
仏様から御使いの方かしら ❓
な〜んて思えました。



会計の時に
「今度、あのミニステーキ膳作ってもらえますか？」
ってお店の方に聞いてみたら
「あれは特別メニューですからお安くないですよ。」
「おいくらですか？」
「2500円です。」

やっぱまぼろし〜〜〜