五頭山の山中で金・銅・鉄などの鉱物が彩掘された。鉱山局の許可を得て本格的に採掘作業が進められた。今板地区では石炭が最も多く産出され、鉱夫の入浴を当て込んで削井された今板温泉。写真は昭和15年(1940年)のもの。写真のつり橋はどの辺りにあった?
今板温泉は大正期から昭和前期にかけて最も賑わっていた。大正15年(1926年)6月4日の資料によると、当時は7軒の旅館が今板温泉として営業していた。旅館名・長谷川勘七 客室・7室。材木屋 8室。大堀旅館 11室。湯本館 18室。長谷川館 9室。新生館 12室。大滝屋 10室。 現在残っているのは湯本館の1軒だけです。
下の写真は1995年に笹神村役場商工観光課が作成した観光パンフレットの1ページです。
現在(2020年)も、湯本館が今板温泉として営業中。時々、湯本館の美人若女将がテレビの旅館紹介番組に出演されています。ラジウム温泉でもあります。