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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第19章。「応用神経科学 : 怖がりやすい心を脳に結び直す / コンピーターを使った方法」です。p.318,第5パラグラフから。
リサの父親が家族を捨てたのが,リサが3歳の時でしたから,リサは精神を病んだ母親の慈しみの中で弄ばれることになりましたね。「拷問」という言葉が,リサが我慢した虐待を描くのに,少しも強すぎる言葉ではありません。「私は屋根裏部屋で暮らしていました。そこには,もう1つ部屋があって,その部屋のかっべーとの上でおしっこをしてました。というのも,怖すぎて,下のトイレに行けなかったからです。人形の服は全部脱がして,鉛筆を捩じり込んだあで,窓にポイです。」
アメリカでの虐待はわかりやすい。見た目で,ハッキリ,虐め,暴力とわかる。子どもも親も,虐めとわかる。リサのケースは,アメリカにおいては,アメリカ的な虐待の典型です。
日本にも,リサと同じくらい重たい発達トラウマ障害DTDの女の子が現実にいますよ。
「殺人的」というと,「この人って,かなりオーバーな言い方の人ね」と感じる人もいるでしょう。しかし,ヴァン・デ・コーク教授の言葉をお借りすれば,「少しも強すぎる言葉ではありません」。
ニッポンでは,見た目で,ハッキリ,虐め,暴力とは分かりません。なぜなら,ニッポンの虐めと暴力は,ホッタカラシ,であって,腕力によるものではないからです。このホッタラカシが,ぶん殴ったり,蹴とばすことと変わらない虐めと暴力になるわけです。特に,0歳,1歳の赤ちゃんの前に母親が居ないことが,ほとんど殺人的暴力といっても少しも過言ではないくらいの暴力です。しかも,見た目では殺人的暴力とわかりませんし,脳の中身がどうなっているかも分かりませんから,子どもも,母親も,他の者も,赤ちゃんに殺人的暴力を毎日執行していること,小学校でも,殺人的暴力を毎日執行していることが,分かりません。
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