愛着障害の敵は、ウソとゴマカシです。今のニッポンに愛着障害がこれだけ溢れかえっているのは、大人がウソとゴマカシで溢れかえっていることに正比例してるだけなんですね。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.236から。
「私は、心の中で何が起きているのか、話すことが出来ません。ですから、私は心のかのイメージを、長年、心の片隅に押し込んでいました。私が自分が経験したことで切り離してきた経験を、もう一度取り戻そし始めたのは、子どもを子どもとして、たぶん自分の子どもとしてイメージできるようになってからです。そうしたら、圧倒的な悲しみがやってきて、それから、癒しもやってきましたね。悲しみ、激しい怒り、という気持ちや、そういった気持ち全てをひとまとめて取り戻すことは、面と向かって殺し合って来た兵士全てにとって、標準的な治療手順になるはずですね。その治療には、大学院で学ぶみたいな、心理学の訓練などは要りません。ただ単に、仲間の分隊だとか、仲間の小隊だとかに従ったグルーブに分けて、話しをしてくださいと勇気づけるだけです。」
眼の前の敵と殺し合いを演じた兵士は、そのおぞましい体験とそれに伴う悲しみや激しい怒りを、安心して話せる場が必要です。一種のピア・カウンセリングですね。ですから、大学院で学ぶみたいな心理学よりも、仲間意識と、お互いに相手の話に耳を傾ける気持ちこそが大事になります。」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます