タッチの根源性: 育ちも癒しもタッチから1人の時間 ソリチュード 愛着障害の子どものケア。感情的な対応と正しいことを強要する対応が禁忌。望ましいのは、穏やかな対応と、内省的な対応。最近の小学......
大川小学校で、74名の子ども達が、教員たちの誤った判断にために、津波に巻き込まれて殺された事件について、仙台地裁は、14億余りの賠償金の支払いを、原告23名に対して、命じました(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161026/k10010744931000.html)。当然の判決だと考えます。また、同時に、1人一億円満額の賠償金を払っても、私は、不十分だと考えます。
これは、防災の問題や、防災教育の問題だと言われます。しかし、私はそうではない、と考えています。私はこれまで、当ブログで、繰り返し大川小学校の問題を論じてきました。ノモンハンと大川小学校の間 ハンナ・アーレント 最終版、お役所仕事の狂気 その2 改訂版
それは、子どもや親が、「大津波が来るから、(裏)山に逃げよう」と言ったのに、山ではなく、こともあろうに、津波の経路になる川の方に逃げた…。バカ丸出しです。
この時、校長は不在で、教頭が陣頭指揮にあたったいたはずです。日頃から子どもや親の話をよく聴き、話し合いで学校教育が行われていれば、「大津波が来るから、山に逃げよう」と子どもや、子どもを迎えに来た親に言われたら、「そうしましょう」と山に逃げていたことでしょう。
ところが、日ごろから、子どもや親の意見は、あまり相手にせずに、教員のムラ社会で物事を決めていれば、子どもや親の意見は、無視されて、管理職の意見が、学校の意見になります。石巻市教委が、子どもからの意見のメモを捨てたり、生き残った教員の話を説明会でやらせなかったりと、ムラ社会学校の体質を傍証するものもあります。
この学校のムラ社会の近代化、民主化こそが、大川小学校で74人もの子どもが殺された事件の真の教訓だと、私は考えますね。
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